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十年愛して、ようやく君の心に触れた
。だから、それ以上深く触
。けれど、腕の中の彩乃がふと動かなくなり、眠ってしまった
なかで、盛雄の
じろぎすれば、そ
えた。彩乃が目を覚ますと、彼は彼女を支えて
洗面台について、頭がぐらぐら
にしていなかった。空腹と疲労で
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