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十年愛して、ようやく君の心に触れた
自得で
ウンターの上に置き、しばら
、ふっと唇の端が緩んだ。心の底
―何度も突き放されて、たくさんつらい思いもして
て彼女を見た。「料理できたのに運ばな
手に取って、リビングへと向かおうとする。が、彼女
だ行か
んで
いか
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