icon 0
icon チャージ
rightIcon
icon 閲覧履歴
rightIcon
icon ログアウトします
rightIcon
icon 検索
rightIcon

裏切りの指輪、名前を捨てて

第4章 

文字数:3646    |    更新日時: 23/11/2025

葉 P

と向かった. 私は, 晴哉

疲れているでしょう? 」私は, 笑顔で言った.

いるのに」晴哉は, 少し驚いた顔をし

れに, 私, 助手席だと酔うのよ

無理はするなよ. 何かあったら, すぐに言ってく

, 私のためにドアを開けた. 「さあ, 心

の視線が一斉に私に集まった. 彼らの目には,

」アシスタントたちが, 次々と晴哉に挨拶をし

りです! 」彼らは, 私にも愛想笑いを向けた

事で疲れているんだからな」晴哉は, 冗談めかして言っ

性社員が, 私をじっと見つめて言った. 晴

イエットでもしてるのか? 」彼

社長」別の社員が, 私を褒め称えるように言った. 彼

を磨くことが, デザイナーの宿命ですか

本当に最高のデザイナーだからな」晴哉は, 満足そう

スに響き渡った. 私は, その中

室へと案内した. その腕の感触が,

スイーツが用意されていた. 晴哉は, 私を甘やかす

きなだけ寛いでくれていいからな」晴哉は, 私に微笑みかけた. 彼

かしら? 彼女も, このプロジェクトのメンバーだっ

, 他のプロジェクトで忙しいんだ. 何かあったら, すぐ

上何も言わずに頷いた. 彼の嘘は,

. 私は, それを寸前で避けた. 彼

にランチにしよう」晴哉は, そう言って部屋を出て

ソファの上に忘れられていることに気づいた.

たちの話し声が聞こえてきた. 彼らは,

長とどこでやるか聞いてる? 」

例のカフェの個室でやるって言ってたよ」秘書の声が聞こえた.

ったのかな? 」男性アシスタントの声には, 揶揄するような

からね. あの指輪だって, 奥様がデザインしたものを, 坂田さん用

やはり, 晴哉が作らせたものだったのだ. 私

ていたこと, そしてあの小さな包み. あれは, 蓮夏へのプレゼントだったの

あの大型プロジェクトのロゴ. 坂田さんが手柄にしたって, 噂に

あ, あの坂田さんのデザイン, 奥様のものとそっくりだって言われてるか

旦那さんに裏切られて…」女性アシスタントの声が, 同情

が, 険しい顔をして立っていた. 「おい,

ように晴哉を見た. 彼らは, 慌て

, 仕事の話を…」秘書が,

礼なことを話していたんじゃないのか! ? 」晴哉は, 怒鳴

シスタントたちは, 一斉に私に頭を下げた

て, 本当にごめん」晴哉は, 私に優しい声を

だ. 心葉に何かあったら, 俺が許さないからな! 分かっ

アシスタントたちは, 一斉に返事をした

芝居も, 彼らの服従も, 私にはも

ケットにしまい込んだ. これで, 彼の

うに私に話しかけた. 「心葉, コーヒーでも飲

忘れてるんじゃないかしら? 」私は,

てるさ」晴哉は, 首を傾げた. 彼は

切なものを忘れているような気がするわね

ットを探った. そして, 顔色を変え

ないかしら? 焦らなくても, きっと見つ

ンの下に携帯が落ちているのを見つけた. 「あった! ああ, びっ

スをしようとした. 私は, それを寸前で避

て行った. 彼の背中が

が鳴った. 見慣れ

籍の件で, お伝えしたいことがございま

何か問題でも? 」

続きが完了いたしました. ご旅行のご準備は, よ

限のもの以外は, 何も持っていきませ

しいものになりますよう, 心よりお祈り申し上

「心葉, 誰からだったんだ? 何かあったの

アプリでボーナスを受け取る

開く
裏切りの指輪、名前を捨てて
裏切りの指輪、名前を捨てて
“結婚7年目の夫は, デザイン事務所の代表. 誰もが羨む理想の夫婦だと, 誰もが信じていた. しかし, ある日送られてきた一枚の写真が, 私の全てを打ち砕いた. 夫とアシスタントの坂田蓮夏がソファで抱き合う姿. 蓮夏の薬指には, 私と全く同じデザインの指輪が光っていた. 内側には『HARUYA LOVE RENKA』と, はっきりと刻まれて. テレビで夫は「妻, 浜本心葉は私の全てです」と完璧な嘘をつき, 私のデザインは蓮夏の手柄にされていた. 蓮夏からは「晴哉さんは私を愛している」「あなたのお腹の子なんて望んでいない」と挑発的なメッセージが次々と届く. 私の愛, 才能, そしてお腹の子. 夫は, その全てを裏切った. 問い詰めても, 彼はまた嘘をつくだけだろう. 私の心は, もう完全に壊れてしまった. だから私は, 私の名前を捨てた. 戸籍から名前を消し, 財産を全て整理し, 過去との繋がりを断ち切った. 夫への復讐は, 私が「浜本心葉」としてこの世から完全に消え去ること.”
1 第1章2 第2章3 第3章4 第4章5 第5章6 第6章7 第7章8 第8章9 第9章10 第10章11 第11章12 第12章13 第13章14 第14章15 第15章16 第16章17 第17章18 第18章19 第19章20 第20章21 第21章