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虚空の寄る辺
のは彼女一人だけだった。 この前初めて来た時は、上級生のカップルが給水タンクの影になったところで昼休みから
この景色を見るとそれがはっきりと磨きあげられる思いがする。夜のように澄んだ純粋な黒い色。そんな気持ちを抱えて近づくフェンスは
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