幼馴染を選んだ元婚約者はご自由に。私はさいこうの男の「永遠」になります
“5年の献身.その報酬は,結婚式当日の放置.理由は――「死にたい」と99回喚いた幼馴染への機嫌取り. 橘明音は悟る.長谷川冬樹の氷の心臓,その温度は永遠に零度のままだと. 未練を一刀両断.江南へ逃亡し,人生のリセットを誓う. だが運命は残酷だ.泥酔の果て,一夜の過ちで寝所に引きずり込んだ相手.それは社交界のタブーにして,実兄の宿敵――藤堂修祢だった. 夜明け前.現場からの逃走を試みる明音. 足首を掴む巨大な掌.抵抗する間もなく,柔らかなシーツの海へ引き戻される. 耳元で囁く,気怠くも艶やかな低音.白磁の首筋に残るキスマークを指でなぞり,彼は笑う.「......食い逃げか? これほど愛しておいて,責任も取らずに?」 社交界の常識.藤堂家当主・藤堂修祢は冷徹無比,誰をも寄せ付けぬ高嶺の花. だが,誰も知らない.その冷たい仮面の下で,宿敵の妹を狂おしいほど溺愛していたことを. 神は祭壇を降り,偏愛の鬼と化す. 古都を丸ごと買い取る200億の散財.酔った彼女を腕に閉じ込め,はだけたバスローブから彫刻のような腹筋を晒す.「ほら明音ちゃん,触ってみる?......悪くない感触だろう?」 橘明音:......噂の禁欲主義者はどこへ? 藤堂修祢:「禁欲? それは他者へのマナーだ. お前に対してあるのは,欲望だけ」 #フィクションが現実に#兄の宿敵を寝技で攻略#元カレは地獄の業火で焼却処分希望”