拾った子がまさか億万長者の息子だったなんて!?
“四年前.「子供ができない体だ」という一言で,清水瞳は鈴木家に追い出された.心が折れ果てた彼女は,傷を舐めるために地方の小さな町へと逃げ込んだ.そして,激しい雨が降りしきる夜,ゴミ置き場の横で繈褓にくるまれた男の子を見つけた. その瞬間,母の本能が絶望を打ち破った--瞳は彼を引き取って育てる,つまりこの子のママになると決意した. 四年後. 一列に並んだ黒光りのメルセデス・マイバッハが,彼女のボロボロのアパートの前に停車した.天草莲が,見下すような態度でブラックカードを突きつけた.「6000万だ.四年间の面倒見の代金だ.子供は俺が連れて帰る」 瞳は子供を必死で後ろに隠し,今までにない鋭い光を宿した目で言い放った.「この子は私をママって呼んでくれているの.私の命なの!私が生きている限り,誰にも引き離せないわ!」 蓮は,彼女の毅然とした眩しい顔を見つめていた.そして,不意に不敵に笑うと,腰をかがめて息子を抱き上げると同時に,彼女の腕を掴んで強く引き寄せた--「そうか.じゃあ仕方ない.大きい方も小さい方も,まとめて俺のものにしてやる」”