searchIcon closeIcon
キャンセル
icon 0
icon チャージ
rightIcon
icon 閲覧履歴
rightIcon
icon ログアウトします
rightIcon
icon 検索
rightIcon

Time Travelling My Love from the Royal Family

間違えて富豪に嫁いだ!嘲笑される醜妻は実は隠れ大物

間違えて富豪に嫁いだ!嘲笑される醜妻は実は隠れ大物

田中 翔太
桜井陽葵は家族から愛されない「無能で醜い女」とされていた。一方、継母の娘である山口莉子は才色兼備で、間もなく名門一族の後継者・高木峻一と結婚することになり、栄華を極めていた。 人々は皆、強い者に媚びへつらい、弱い者を踏みつけた。山口莉子は特に傲慢で、「桜井陽葵、あなたは永遠に犬のように私の足元に踏みつけられるのよ!」と高らかに言い放った。 しかし、結婚式当日。人々が目にしたのは、豪華なウェディングドレスを纏い、高木家に嫁いだ桜井陽葵の姿だった。逆に山口莉子は笑いものにされる。 街中が唖然とした。なぜ!? 誰もが信じなかった。栄光の申し子・高木峻一が、無能で醜いと蔑まれた女を愛するはずがない。人々は桜井陽葵がすぐに追い出されるのを待ち続けた。 だが待てども待てども、その日が来ることはなかった。現れたのは、眩い光を放つ桜井陽葵の真の姿だった。 医薬界の女王、金融界の大物、鑑定の天才、AI界の教父――次々と明かされる正体の数々が、嘲笑していた者たちの目を眩ませた。 汐風市は騒然となった! 山口家は深く後悔し、幼なじみは態度を翻して彼女に媚びようとする。しかし桜井陽葵が返事をする前に――。 トップ財閥の後継者・高木峻一が発表したのは、桜井陽葵の美しい素顔を捉えた一枚の写真。瞬く間に彼女はSNSのトレンドを席巻したのだった!
都市 CEO多重身分電撃結婚契約結婚甘美
アプリで小説をダウンロード

 妻と子供だけは助けて欲しい。

 首元に剣を突き付けられてなお、敵国の王はそう言った。

 敗戦国の王がその代償に妻や娘を要求されることはよくある話だ。そうすることで、国は生きながらえるのだから。

 だから、王がその命を賭してまで親族を見逃してくれと言ったその言葉の意味が一瞬理解出来なかった。

 言葉を咀嚼して。

 そういえば、ああ。王には息子がいたと思い出す。

 なるほど、それならこの国はまだ生きる。

 剣を振りかざすと、王は抵抗の意思は見せず真っすぐに私を見つめていた。

 どうしてかは分からないが、その翡翠色の目はどこか私を見据えているように感じて、気持ちが悪い。

 首を刎ねる。

 抵抗はない。

 頭部はりんごのように転げ落ちて、その体は力なく崩れ落ちた。

 転がった頭へ目を向けると、その双眸はぴったりと私の瞳を見つめていた。

 じっと、私を見ている。

 これまで切り捨ててきた者達の目からはそんなこと、微塵も感じなかったのに。

 それなのに、この王は死してなお私をその瞳に捕らえている。

 気持ち悪い。

 じっと私のことを見据えている王の首も、そして見つめられていると感じている私自身も。

 不明瞭な事は不快だ。

 どう対応すべきなのか、分からないから。

 なので、この感情はいったん忘れよう。今は、この王の首を以て戦争を終わらせることのほうが重要である。

 そうだ。

 それに比べたら、私の感情など些細な事だ。

 そう脳内で完結させて、王の髪の毛を掴み持ち上げる。

 戦争はその瞬間に終わりを告げた。

 戦場にいた人間全員が、構えていた武器を下ろす。

 味方は歓声を、敵は悲嘆の声を。

 私は、特に何も思わなかった。

 戦いが終わった。

 ただ、それだけだと。

 

 ……。

「簡潔な報告だ、エメ・アヴィアージュ。それで、何か弁明はあるか」

「ありません」

 弁明という言葉の意味を咀嚼しながら、なぜ管制室に呼ばれるに至ったのかを顧みる。

 数年に渡り続いた隣国との戦争は、敵国の王が討ち取られたことにより終息を迎えた。元はといえば領土の問題、ちょうど間に位置する一つの町がどちらの国に属するのか、町長の話にも耳を貸さずに始めた事。そもそもこちらの国の領土ではあったのだが、維持や資金援助など一切の関与をせずに放置していたところ、隣国がその援助を始めたことで事態は複雑に絡まり合ってしまった。

 ただ、奪い合っていたもの故か、戦後賠償と原因である町をそのままこちらの国が管轄するに留めた。我が国の不行き届きが原因で始まった戦争だ、そのまま国を侵略してはあまりにも格好が付かない。心の狭い、獣のごとき国として知れ渡ってしまうだろう。

 これ以上は干渉しないという話で、表面上は和解したらしい。らしい、というのは、いち兵士である私に細かい事情など知る由もないからだ。表面上というのも、果たして本当に相互和解に至ったのかどうか。まあ、それこそただの兵士の私には関係のない話だが。

それよりも問題は、いまこの状況だ。突然管制室に呼び出されたかと思えば、王の首を刎ねた事の次第を説明しろと上官に言われて今に至る。敵国の王を討伐したのだ。それなのに、一体何の問題があるというのだろう。私はこの国の兵士として、戦争を終わらせるべく戦っただけなのに。

「アヴィアージュ。お前は優秀な兵士だったが、このような形になってしまい残念だ」

 胸を反るようにして椅子の背に身体を預け、尊大に足を組んでいる。士官の証である緑の制服を着て、きっと、本当にそうは思っていないのだろう。とりわけ尊敬もしていない上官にどう思われようが、私にとってはどうでもいいことだ。

すぐ読みます
From Horizon ~水天と白いレイス~

From Horizon ~水天と白いレイス~

小鳥遊梓
かつて魔法という奇跡があった。 魔法は人智を超越した現象を起こし、栄えた。しかし、それは人々の技術により神秘性を失っていき、衰退した。 時は流れ鉄と電気が台頭し始めた時代。 一人の少女がいた。 名前はエメ。意思の希薄な兵士だった。 敵国の王を殺したという不可解な罪で左遷されることとなった彼女は、騎士という称号を得て辺境の村を守護する命を受ける。 彼女はそこで様々な想いと、そして自分の愚かさについて知っていく。自分の無知さへの後悔、そして贖罪を。 ※髪色に対して差別表現がありますが、決してそれらを助長するものではありません。
げんかん
アプリで小説をダウンロード
Playback Love ―再生される一夜―

Playback Love ―再生される一夜―

雪村 桜
私は部族で最も誇り高いお姫様。だけど、誰にも言えない秘密がある。 私は姉のかつての伴侶を愛してしまい、彼とベッドを共にして無数の動画を撮った。 目の前でスマートフォンを構えるアルファを前に、私は居心地悪く体を隠す。「ウォークリー、今日は撮影しなくてもいい?」 彼は軽く笑うと、大きな手で私の腰を掴み、甘い声で囁いた。 「ベイビー、この動画こそが俺たちの愛の証じゃないか」 そう言うと、彼は私を引っぱり、もう一度体を重ねた。 私が我に返ったとき、彼はもういなかった。 息を整えていると、彼が一番大切にしている腕時計を忘れていったことに気づいた。 慌てて腕
人狼 人狼裏切り復讐偽りの恋どんでん返し
アプリで小説をダウンロード
THE END OF THE WORLD ー世界の果てにて…ある少年の物語ー

THE END OF THE WORLD ー世界の果てにて…ある少年の物語ー

泉水遊馬
2110年。 第三次世界大戦終結後、仮想空間オンラインゲーム「FRONTIER」が世界中の若者たちを中心に大ブームを起こしていた。世は戦後という状況で格差社会を生み、大日本帝国は4つの財閥が経済や政治の権力を握り、国民の生活は戦勝国にもかかわらず苦しいものになっていた。 そんな時代の中に生まれたシーナは、戦中に両親を失い戦争遺児となってしまい施設で育った。 戦争遺児とは時代が落とした負の遺産。 国から様々な恩恵が受けられる遺児は、心無い人々からやっかみや差別の対象となっていた。 そんな過酷な幼少期を過ごした15歳のシーナは2120年、施設の仲間と出かけた電気街でカツアゲされ暴行を加え
SF
アプリで小説をダウンロード
THE EARTH―灰が降り積もる世界で少女と旅をする―

THE EARTH―灰が降り積もる世界で少女と旅をする―

crunch
地表のほぼすべてが灰に覆われた世界で、傭兵カラスは過去の遺物を武器に戦っていた。 敵はどこからか現れた機械兵器。 そんな世界で、彼はその機械兵器たちを家族と呼ぶ少女と出会う。 記憶が一部欠落した少女オーは、世界を知りながらも、自らの使命を知らない。 カラスは人を襲う機械兵器の真相を突き止めるため、オーは自らの使命を思い出すために、広大な砂漠の世界へ旅に出る。 ※公募用にカットした作品であるため長編用本編を別で公開中です。
冒険
アプリで小説をダウンロード
MoboReaderアプリで読む
開く
close button

Time Travelling My Love from the Royal Family

蒼海本棚でTime Travelling My Love from the Royal Familyに関連する書籍を発見してください