離婚します、理由はミルクティー
“夫は大学教授.無口だが誠実で,穏やかな性格をしている. 彼を迎えに行く途中,喉が渇いていたのでミルクティーを買ってきてもらった. 受け取ったのは,氷なし・甘さ控えめのミルクティー. 私はひと口も飲まずに,それを彼の研究室のゴミ箱に放り込んだ.「......私たち,離婚しましょう」 夫は一瞬呆気に取られ,困惑した顔で言った.「えっ......?」 その場にいた新しく入った博士課程の学生が慌てて場をなだめる.「ミルクティーなんてただの飲み物じゃないですか.嫌なら飲まなければいいだけですし,奥様もそんなに気を悪くなさらなくても」 夫も眉をひそめて口を開いた.「気に入らないなら新しく買えばいいじゃないか.どうしてそんなに怒るんだ?」 私は背を向けて歩き出した.「明日,離婚届を持ってくるから」”