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さん…
けた視界に映ったのは、ベッドサイドに立つ白衣の男。恋人の敦人
ん、お目
乗る医師が手にしたカルテに目を落とした。
Dを発症されました。残念ながら、ここ四年
呼吸が
な、
、記憶
手の甲に刺さった点滴の針を引き抜き、
んは、今
りますが、まだご
こで
れたように一歩退がり、隣
た恋人のもとへ。昨夜、敦人はついに香澄との関係を鷹司家に公表する
るはずだった。そんな矢先の、記憶喪失。あまり
に開いた扉の隙間から、敦人の声が漏れてくる。しかもそれは、
なきゃ、香澄とのことを公にして
が、凍り
正式な相手にするため
……今夜は、なんで
がかすかに聞こえる。相田美咲。敦人の大学の後輩
意させてある。俺が認めなければ、誰が香澄を信じ
つき、ずるずる
すべては、自分を捨
の当てつけ。運転中、敦人がずっとスマートフォンを気にしていたのも、
られたような感覚に
立ち上がり、呼吸を整えた。涙をぬぐい、表情を消す。心臓は
かに扉を
ていた。香澄を見た瞬間、敦人の瞳に不快感が走る。それで
人さ
は、空
、ためらうことなく半歩後ずさった。まるで初
様は四年間の記憶を失われていま
香澄は視線を敦人に
ケットから一枚の小切手を取り出す
らを思い出す気はない。この、日の
れを「日の目を見ない」と切って捨てた
うな金額。四年間、名もなき影として耐え忍び、尽くしてき
もう知
今この瞬間も、すべてが仕組
をまっすぐに見つめた。そこにあった
。敦人の右手の親指が、無意識に
、彼だけの癖。この四年で、飽
人が予想したであろう、ヒステリックな泣き叫びも
手で小切手
で、何のためらいもなく、そ
乾いた音が、病
……
、怒りで青
箱に投げ捨てた。それは、彼女自身の最
い気になるな、いずれ後悔して
てい
ているのに、芯
一瞬ひるんだが、すぐに傲慢さがそれを覆い
敦人は足を止
な。彼女を傷つけるような真似
澄は冷めた目で見送った。心に残っていた
うに立ち尽くしていた加藤
てください。これはあくま
りな
なくその言
すれば、あなたの医師
引いた。彼は何も言えず、逃げ
澄は乱暴に引き抜いた点滴の痕
箱に捨てられた小
って生きた。それこそ
、もう
まされた刃のように
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