デスクの上に置かれた火傷用の軟膏を睨みつけると、和歌
たわけではなかった。だが、昨夜
ある。坂東に命じて、滋養品とアフター
り、あの夜に対するけじめなのだと、自分に言い聞かせた。自分が本当に
では、朝倉文佳がすでに時
える閉所恐怖症が、容赦なく牙を剥いていた。心臓が早鐘
膝を抱えたまま、文佳の
記憶が鮮明に蘇った。世界中から見捨てられたよう
られたように熱かった。だが、肉体の痛みな
唯一の希望は、
ろうか? 私がいないことに気づい
ずかな力を与えた。よろめきながら
ら出して! 修二さ
た手は赤く腫れ上がっていたが、外
げられていた古い木箱の角に
裂き、傷口から一気に血が噴き出
中で視界は利かなかった。もう片方の手で傷口を強く押さえ
匂いが充満し、恐怖が
き、文佳の意識は少しずつ
、すでに深夜になっていた。ジャ
ィラへ戻ったものの、室内は
姿はどこに
立ちを覚えた。あの女、離婚を切り出
い詰めようとしたものの、一瞬の躊躇
たのは家
何かご用
はそちらに
器の向こうの家政婦は、ひど
様のお怒りに触れてしまいまして…
瞬間、牧野修二の
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