ら、わたしの代わりにお姉様についていてあげてください」 蕭語歌(シャオ・ユーグー)はそう言っ
たら、自分を抑えきれず
はだめよ。早く中へお入りなさい」 蕭夫人は清洛(チ
くりと拳を握りしめた。仇が目の前にいる
ーフー)の後ろ姿を見送りながら、彼女の目は凍り
に味わっておけばいい。次に待って
く思い出した。この頃の自分には、武功などまるでなかったのだ。前世では千思塵の行く手を阻む者を排除するため、ほとんど命を
しても要る。 少し考えてから、紙一枚にびっしりと薬の名を書きつけ、清洛に揃えてくるよう頼んだ。この程度の
の
我があるのに、こん
に着替えた主を見て、清洛
こでわたしのふりをしていて。いい、誰が来ても戸を
のは清洛ただひとりだと、
た、お嬢様。どう
ならば、言いつけられたことをきちんと
世の記憶を頼りに千機閣を探しはじめた。前世で千機閣へ赴いた時ま
、かすかに血の匂いもする。彼女はとっさに道端の草むらへ身を潜め、心の中でぼ
ず、すぐに立ち去った。聞こえるのが風に揺れる草の音だけ
大きな手が、彼女の首を押さえ込んだのだ。驚いた彼女は生きようとする本能のま
たい声がした。「動
のをやめ、くんと鼻を鳴らして、わずかに
わたし、医術の心得があるの。あなたを助けられる!」背後から伝わっ
然くぐもった呻きを漏らし、
はとっさに飛びのいて振り返っ
かに傷を負っていた。蕭語歌は余計な厄介事に関わりたくなかった。だが、男が急に跳
をす
氷の刃のように冷たく、背筋が凍るほどだった。下半身はもう動かないらしい。それで
の心得があるから、傷
見て、そっと唾を飲み込み、つかまれた手を力いっぱい引き
た。流れ出る血が暗い緑色をしているところを見れば、
こわばって、ものを飲み込むことさえ難しくなる。毒が体の中で炎のように焼けつき、最後
れようもない毒だ。前世
の言うとおり、全身が硬くなりはじめているらしい。体の内側では烈火が燃えさ
。用意しておいてよかった。ただ、こん
うに言った。「先に言っておくけど、わざとあなたの顔を見る
ない。彼女はそう言いながら目を細め、そっと男の面を外した。
きた美男子そのものだ。こんな顔をしていれば、面をつけるの
は少し眉をひそめて考えると、顔を覆う薄布の端をめくり、薬を自分
。彼女の大胆な振る舞いに衝撃を受けたの
し込むと、彼女は無意識に唇を軽く鳴らしてつぶやいた。ふと目を上げると
のため自分も解毒丸を一粒飲んでか
首のすぐ下だった。彼女が最初に口をつけた途端、男はこらえきれず小さく声を漏
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