Login to ManoBook
icon 0
icon チャージ
rightIcon
icon 閲覧履歴
rightIcon
icon ログアウトします
rightIcon
icon 検索
rightIcon
closeIcon

アプリでボーナスを受け取る

開く

暁月蒼

小説2部発表

暁月蒼の小説・書籍全集

見捨てられた妻は、天才デザイナーとして華麗に舞う

見捨てられた妻は、天才デザイナーとして華麗に舞う

都市
5.0
玉突き事故で車が大破し、血まみれになった私は、祈るような気持ちで夫に助けを求めた。 しかし電話に出た秘書は、気を引くための狂言だと決めつけ、一方的に通話を切った。 その直後、街頭の大型ビジョンに、初恋の女を優しく抱きしめる夫の姿が速報で映し出された。 満身創痍で帰宅した私を待っていたのは、家族からの残酷な仕打ちだった。 「どうせいつもの気を引くための狂言だろう」 夫は額から血を流す私を一瞥し、迷惑そうに眉をひそめた。 「血が出てて気持ち悪い。お母さんなんか大嫌い!」 実の娘までもが私を避け、夫の背中に隠れた。 さらに、初恋の女から階段から落ちたと電話が来ると、夫は怪我をした私を放置し、娘を連れて女の元へ駆けつけていった。 私の命に関わる大怪我よりも、あの女の軽い怪我の方が大切だというのか。 7年間、私が全てを捧げてきた家族は、ただの残酷な幻想だった。 心の中で何かが決定的に壊れ、すべての未練が完全に消え失せた。 私は財産も親権も一切放棄する離婚協議書に判を押し、結婚指輪を外して深夜の家を出た。 西園寺の妻という鎖を断ち切り、かつて天才と呼ばれたデザイナー「結城凛」として、私は反撃を開始する。
愛は獣、恨みは檻

愛は獣、恨みは檻

都市
5.0
私の夫は世界的に名高いトップクラスの調教師で、誰もが知る珍獣動物園を経営している。 どんな獰猛な野獣であっても、彼の前では猫のようにおとなしくなる。 だが――あの日。夫が息子を連れて動物園を案内していた時、最も可愛がっていたライオンが突然檻を破って飛び出し、息子をひと口で飲み込んだ。 霊安室で、息子の残された体を抱きしめて泣き崩れる私。一方の夫は、その夜のうちに動物園へ戻り、怯えたライオンをなだめていた。 「いつもはおとなしい子なんだ……今回はただの事故だよ」 「人にはそれぞれの運命がある。残念だが、もう戻らないんだ。前を向こう」 ――けれど、監視カメラで私は見てしまった。新しく入った女性管理員を抱き寄せ、夫がささやく姿を。 「君のせいじゃない。檻の修理が遅れたのは仕方ないさ。ここでは誰もが怪我をする可能性がある。ただ、あの子は運が悪かっただけだ」 その瞬間、私の血は凍りついた。 息子を死なせた元凶は――彼自身だったのだ。 監視カメラを閉じた私は、夫が誇りにしていたあのライオンを国家動物園に寄贈した。 そして、裏社会で生きる108人の兄たちへ、息子の遺影を一斉送信した。 「血の代償を、必ず払わせる」