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(※)実験や機能の確認をしながら書いてますので、御見苦しい点が御座いましたら申し訳ありません。
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「ここってゲームの世界かな?」
そう告げるリュウセイの後ろには真っ二つに割れた月の姿があった。
ここはゲームの世界らしい。
異世界転生ってやつの一種だろう。
だが、夢のような世界に来たはずの俺の心は絶望に沈んでいた。
「……これ、始まりから終わってるじゃねぇか」
なぜなら、この世界は『初回プレイ死亡率4000%』と呼ばれる、クリアーが絶対無理な超絶極悪難易度の理不尽ゲーム。
ムリゲーの世界だったからである。
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俺の名は吉弘 鑑理(よしひろ あきなお)。通称『ナオ』。
大分県の府内高校に通う16歳。剣道部に所属している。
「ナオくん。ここは一体どこだと思う?」
と聞いてきたのは幼なじみの流川斉子。(ながれかわ なりこ)ほっぺたのアザがチャームポイントの新聞部の女子部員だ。
星形に箒のようなアザの形から俺はリュウセイと呼んでいる。
家が隣同士なのでいっしょに通学していると、急に空から光が灯り、気が付いたらこうしてゲームの世界に来てしまったらしい。
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