/0/19712/coverorgin.jpg?v=099530b33be36aa18de78c9fd4539547&imageMogr2/format/webp)
超大国の侵略戦争は、小国ウェルギス王国にも拡大していた。
「アラステア様!ソルモール軍が最終防衛ラインを突破しました!」
慌ただしく報告したのは、ウェルギスの王室騎士団団長ヴァルナス・ニールだった。
「そうですか。もう来たのですか…」
報告受けたアラステアもまた、焦っていた。何故なら相手はエリュフィシア最大の超大国、ソルモール帝国。圧倒的な軍事力を背景に、エリュフィシア全土を支配せんとしていた。
アラステアの心には、恐怖心と憤りが混在していた。
「もしや出陣なされるおつもりか…!?」
ヴァルナスは別の意味で焦った顔をした。アラステアはいずれこの国を治める存在。戦死させるわけにはいかない。
「あなたの、この国を思う気持ちは分かります。しかし、あなたは…」
「ヴァルナス!私の身を案じてくれるのは、ありがたく思います。ですが」
アラステアは、ひざまずくヴァルナスに歩み寄り、彼の肩に手を置いた。
「ですがこの国が滅んでは、意味がありません!私のサーレーンを出して下さい!」
「…ならば、死は許されませぬぞ」
アラステアの後ろ姿は、窓から降り注ぐ光の中へと消えていった。
/0/18993/coverorgin.jpg?v=be3cb66ee0e5ac3e34099d8491e8f79b&imageMogr2/format/webp)
/0/2624/coverorgin.jpg?v=e5257646014df04ed79c5ab76547d678&imageMogr2/format/webp)
/0/4182/coverorgin.jpg?v=8b5fb21a1984065907e3d6ef989a8470&imageMogr2/format/webp)
/0/19711/coverorgin.jpg?v=61dc58f851b568d7a2f30f29b47217d3&imageMogr2/format/webp)