愛を殺した、彼の後悔
“体に時限爆弾を巻き付けられ, 震える手で恋人の法医・久我修二に助けを求めた. しかし彼は「幼馴染のピアスを探すのに忙しい」と, 私の必死の懇願を「気を引くための嘘」だと断じ, 電話を一方的に切った. 数分後, 私はお腹の子と共に爆死した. 皮肉にも, 私の黒焦げの遺体を解剖したのは修二だった. 彼は目の前の肉塊が, かつて愛した女だとは露知らず, 私が大切にしていた彼からのプレゼントを「身元不明の安物」として証拠品袋に放り込んだ. 「妊娠3ヶ月. 母子ともに即死か, 気の毒に」 彼は淡々と死因を告げ, 私の両親からの捜索願いさえも「ただの家出だ」と鼻で笑い, 幼馴染の元へと急いだ. 彼が真実を知ったのは, 私が死んでから数日後. 誘拐犯が嘲笑いながら告げたのだ. 「お前が解剖したあの焼死体こそが, お前の女と子供だ」と. そして一年後. すべての黒幕が, 彼が優先した幼馴染だと知った修二は, 彼女との結婚式の打ち合わせの場で, ある「復讐」を実行する. 彼は微笑みながら幼馴染を椅子に縛り付け, その胸に爆弾をセットした.”