君が死んでも、愛は終わらない
芽衣
れて、そのま
もたれかかり、息を
けられて、うまく呼
スマートフ
は、藤原か
の勝
いたもの、全部、ひとつず
を閉じ、スマホ
くりとあの家
具は何も
バルコニーの隅には、藤原好みの淡いピ
て、何ひとつ残さ
った出窓の台は
ーブルクロスは、ゴミ袋の中
や誰にも見向きもされず、外のゴミ
何度もぐるぐる
うやく現実
私たちの「家
ってその場所を見つめ、私は何も
藤原が言っていた言
も、あれこれと彼女が
たものをリストアップして、すべて処分した。重い
時間には、何ひとつ
頃には、深夜
トに寝転び、私は初めて、
、紙を削るように
、私の心はどんど
、意識がはっきりしている
、ふと身体が軽
便屋さんに二つ
はこと
想いと、名
理は、すべて
は――桜井
でに署名を
私はこの人との縁を、
必要も、言葉を交
に署名するだろう
私は、庭に出て
く、空は高
け背中を押してく
の悪さに驚いた私は、久しぶ
ていたとき、ある古い
――だ
り忘れ
にはうっすらと埃
は若い頃の私の文字が
落ちたあ
大学生活、起業の奮
に溢れるように言
、自然と口元がほ
くるごとに、文字は
ジには、た
帰ってこ
、もう数年前
記をつけるのをや
、記憶の奥にし
ペンを取り、久しぶ
蓮、さ
恨み、愛おしさ、そして諦めが綴られていた。それをきれいに折り畳み、蓮がもう絶対に
は、空が赤く染
ので、慣れた手つきで
と、少しずつ痛みが
体がふわり
の中、私
が降っ
桜井蓮が、こっちへ
ながら、それでも笑
差し伸べ
まっすぐで
、自分の手を
、私が先
緒に雪の中へ