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君が死んでも、愛は終わらない

君が死んでも、愛は終わらない

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第1章 

文字数:2812    |    更新日時: 25/12/2025

膵臓がんです。

静かに宣告を

愛妻家」の夫・蓮に捧げた人

シャツには、他の女

家の外でや

れた言葉は、彼女の心を

た——もしもの時、彼が

は、静かに

月で、すべて

家が、愛人によって塗

で見つめ

死は、終わり

で、蓮という男の地獄

は何

とは

が、十年の愛を、

って初めて

目覚めるには

ようやく自由

い、永遠の

1

芽衣

。治療を中止すれば、余命はおそらく一ヶ月もありません。本当

。彼も……きっと、

ぐるりと見渡した。胸の奥が、ひりつくように痛ん

昔からの持病の悪化だと――

置かれた写真立てに目をやる。指先で、写真の

。雪の降る帰り道、髪に舞い降りた白い結

『共に白髪の生えるま

みで、十八のときに恋人同士になった。大学を卒業してからは、狭

、ブランドの新作は毎シーズン届けられた。旅行が好きな私のために、彼は忙しい合間を縫って

く、「全部俺のせいだ」と言った。誰もが口をそろえて言

目にして――秘書の女と、

な一軒家を買い与え、「愛の

原への態度はどんどん甘くなり、私への態度は冷え切っていった

破片を拾い始めた。数日前、蓮との口論

意して、家で待っていた。「今日は早く帰る」

女と一緒にい

、そのとき蓮は、私の心

には子ども

、私は家を飛び出した。

を寄せていた。そして、ひどい胃痛

ぽいままだ。蓮もこの一週間、一

査結果の紙がポケットから落ちた。

。私が死ぬってことを、彼が

くなり、それに

ざまあみろ」とでも

続けていたそのとき、不

と、そこには蓮が立っていた。白い

て、彼は軽

るのは終わ

に押し戻す。思いがけず彼が帰ってきたせい

に走り、水道の

やかされて育ったんだな、お前は

いはずなのに、その言

こんな口調で私に

しく抱きしめてくれた。家出をしても、すぐ

んだ。だから一生、俺から

た彼は、もう

で手当てをしていると、蓮が

いだろ。あいつ

そうだよ、家はち

まれたら、向こうは海

わる前に、ス

一人で怖いの……

漏れ出た。蓮はまるで宝物でも扱う

き終えた手で、数日放置さ

、私を一瞥もせず

中に声

けて言った「寧々が熱出してんだ。俺、行かな

しまし

…は

隠さず、こち

は離婚? 何、次は『

んとうにもうす

き、彼は何も言わ

る直前、私はごく

なたの望

は、再び沈

痛み出す。慌てて薬

こんなにも

った。本当に、も

を押す。けれど、返ってく

拒否され

って、壁のカレ

『さよなら』する、

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君が死んでも、愛は終わらない
君が死んでも、愛は終わらない
“「ステージ4の膵臓がんです.余命,一ヶ月」 桜井芽衣は,静かに宣告を受け入れた. 結婚七年,誰もがうらやむ「愛妻家」の夫・蓮に捧げた人生は,実は脆い幻想だった. 気づけば,彼のワイシャツには,他の女の口紅がついていた. 「死ぬなら家の外でやれよ,迷惑だ」 最愛の夫から投げつけられた言葉は,彼女の心を木っ端みじんに砕いた. なぜなら彼女は知っていた--もしもの時,彼がどう動くかを,痛いほどに. だから彼女は,静かに決断する. 残されたひと月で,すべてを終わらせる. 愛した男との思い出の家が,愛人によって塗り替えられていくのを, 冷めた目で見つめながら. だが,彼女の死は,終わりではなかった. 彼女が去った後の世界で,蓮という男の地獄は,ようやく始まる--. 愛とは何か. 後悔とは何か. たったひと月の命が,十年の愛を,永遠の呪いに変える. すべてを失って初めて,気づく真実. これは,愛に目覚めるには遅すぎた男と, 愛に死んで,ようやく自由になった女の, 残酷で美しい,永遠の別れの物語.”
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