最終兵器サキュバス

では異質に映

いた。大人の女性と呼ぶにはまだ幼さが残

の兵士とそうは変わらない。けれどどう見ても兵

してしまいそうな、そんな美少女は兵舎や

られた2m超の塹壕にひしめく無数の敵兵士。少女はそれ

た、少女に

、一門の機関銃が火を吹いた。巻

壕から頭を覗かせていた一人の若い兵士が、

ろうとも、狙われた

車をも砕く大口径の機関銃を生身で

重戦車。無敵の矛に

持つ。その砲は人を穿つものでは

向かって撃たれればど

生きていた証すらも

それそのものが爆発してしまったか

する砲弾は少女

ではない。刹那

粉塵が舞い踊り、少女の跡地は今何処。

の少女に固執し

只中にいたせい

れだけで

かの戦線、何処かの地域で。女一人

かし心の何処かで拭いされぬ不安があったのだ

れは噂ではなく真実であったと敵は知る。疑

るで何事もなかったかのよう

はこけ脅し

撃と爆炎は確実に

は威力を物語るも、隙間から覗く白い柔

阿鼻叫喚

なぬ者を前にして冷

や。死ねや死ね。それは己が軍の勝利

なる射撃の炎は数多の弾を押し出

一人は

駆けた

避けるまでもなく、ただ

つ射撃を加えてやれば、引いた

まぬ銃声も、少女が

。それは一方的な

。据えられた榴弾砲の多くは役目を果たす

士は遂に底が見え、僅か

くなった塹壕の

なった肌は戦場には似つかわしくないほど妖艶

る強力な力を持ちながら、男の心を惑わすほ

器サキ