かけられた埃っぽい姿見の前へと歩み寄った。カーテンの隙間
、目の下に張り付いていた濃い隈も跡形もなく消え去っていた。頬にそっと触れてみる
どころか全身を作り変
うっと大きな音が鳴り響いた。肉体が急激に再構築されたこ
を回っていた。凛は椅子に掛けてあった薄手のパ
ってて。温かい食べ
う側からは気分を害した様子もなく、どこ
だ、気
玄関の鍵を静かに開けて外へ出た。初夏の夜風が頬をなで
ニへと足を踏み入れた。店内には客の姿はなく、レジカ
直行し、中に並んでいたほ
、この肉まん
すりながら凛の顔を認めるなり、ねめ
夜中に肉まん十五個だなんて、やけ食いかい? 無職のくせ
取り合う価値もないとばかりに財布から千円
ません。早く袋
去りに、凛は詰め終えた大きなレジ袋をひった
の引き戸を閉めて内鍵をかける。空間
きたての肉まんだから、
袋を、勢いよく渦の
の立つ袋を素早く受け止めた。ビニール越しに伝わる確かな熱気と、ふわり
応して弾かれたように目を見開いた。ごくりと唾を飲み
んですか、このい
で信じられない幻でも
を一つ取り出すと、その
食
た途端、あふれ出た熱い肉汁と甘い脂が口いっぱいに広
これ本物の肉です! あった
張った。赤煞裂変から数年、カビの生えた合成食料と硬い変異獣の肉ば
見届け、背を向けて空中
かった。
ら、どこかからかうよう
ませるつもり? 約束
ん用意し
の奥、旧時代の銀行跡から引きずり出し
に片手をかける。腕の筋肉を隆起させ、凄まじい力
とりどりの宝石が無造作に積み重なっていた。高見はその中から金
夜の
れていく重厚な黄金を見届け
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