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愛を諦めたあの日、彼はまだ私を手放していなかった

第377章再び会うことはない (パート1) 

文字数:1301    |    更新日時: 15/11/2025

ん心地よい音だった、誠司の手から書

いしま

司の背筋がピ

された赤い小冊子

け取り、丁寧に

やかな赤が、病的に青白い彼の

の色を、ここまで憎

げ、彼の胸に押しつける。

ただけなのに、心臓の

尽くす間に、明澄は

た誠司は

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愛を諦めたあの日、彼はまだ私を手放していなかった
愛を諦めたあの日、彼はまだ私を手放していなかった
“結婚二年目,赤子を宿した白川明澄に届いたのは――離婚届.そして交通事故,流れる血の中で彼に助けを乞うも,腕に抱かれていたのは初恋の人だった.命と心を喪い,彼女は静かに目を閉じた.数年後,「白川明澄」という名は藤原誠司にとって禁句となった.彼女が他の男と結婚式を挙げるその日,彼は叫ぶ.「俺の子を連れて,誰と結ばれる気だ?」--愛は終わったはずだった.だが,終わらせたのは誰だったのか.”