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詰め合わせの掌編小説集

チャプター 6 苦しみの果てに

文字数:2356    |    更新日時: 02/08/2021

けていた。が、外では明るく振る舞い友も多か

人は遠ざかっていくの。だからどんな時でも笑顔で。笑顔は難しい辛い時は何一つな

明るい声を上げ、小学校に入学してからは休み時間はサッカーやキック

学に進級しても、殴られ蹴られ首を絞められ、窓ガラスに

と煌びやかな最高の青春を送っていた。部活には入らず仲の良いグループとコ

をした。マドンナは二つ返事でOKと返ってき

他所他所しくなり、陰口を聞こえるところで叩

び出され、マドンナは申し訳なさげな顔を

り付き合えないわ。

に学年の中心人物であるキヌと呼ばれる友

怖いなら仕

歩を進めマドンナから見えないところ

も「イツモノコト」で済ませられたが、キヌを主体とする元友人達のイジメは精神に来た。いじめが半年を過ぎた頃には自分に攻撃する人間に

めは続いた。その中で言われた言葉を少年

ることはできない。一

レで動くなと言われバケツで水をかけられる。砂を食べさせられる。カッターナイフでの自傷の強要。体育

た。そして放課後は美術部に篭り絵を描き続け画力を上げていく。

がら毎日絵を描き続けた。描いていた内容は学生時代のいじめの風景と父からの暴力の風景であったが、作

ツで水をかけられた少年がバランスを崩し、いじめている少年の顎に頭突きを入れる絵。カッターナイフを手首に当て力を込めると刃が折れ飛び、いじめている少年の頸動脈に刺さる

殴りつけ全身にガラスが刺さり血塗れの父親の絵。逃げ惑う子供を追

長した絵描きは、ネット上でカリスマと呼ばれるようになる。そして皆口を

開かれるようになりテレビや雑誌の取材を受けるように

られっ子のカリスマ的青年と生まれ変

じめていた人間よりも遥かに有名になり個展を開いたりTVや雑誌の取材を受けるようになりました。あの時いじめっ子に言われた言葉『お前は俺達を超えることはできない。卑屈な人生を送れ』と言い放った彼等よりも、彼等がした行いで有名に

懐かしむように目を細め、頬を

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