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妖魔の旅路

チャプター 2 ヨモキの項 2

文字数:1881    |    更新日時: 18/09/2021

気が戻りつつあった。至るところで、仕度を

お、

きた。少し解れているが明朗な色彩の麻の服を着た、逞しい

仲間、ケ

れたのか? ……あま

込んでいる感情が顔に出ているのだと

す。わたしがしっかりと、見

前の件で相当反省していたからな、もう大

から。悪気がなくったって、また

場に縛り付けたままじゃあ、育つべき心も育たな

したちの居場所はないのだ。だから、シャモギがアキゴさんや他の仲間たちにも迷惑を

あまり格式張らならない方が良

と鋭さで以て、わたしの心を見抜く。わたしは、わたしの中の心境を見透か

、噂をす

れた樹々の隙間から顔を覗かせている、見慣れ

と視線が合うと、不

、ヨモ

ます、わかっ

にして、シャモギの方へ駆け出した。シャ

年下の弟の顔には、確かに天性の純朴さが表れていたが、一方で

こともできず、その場にしゃがみ、

姉ちゃん

口からこぼれ

の瑞々しい頬を撫で

うみんなに心配

ん…

くすぶっている様子であった。わたしには、一体

度もしないといけないか

をそっと握った。シャモギは弱々し

の血が目覚めてからは常人の数倍の怪力を得られたというケーヤさんは、専ら力仕事を任されて

た竈のある方へ歩いていく。背後から、またケーヤさ

誰の目にも明らかであったから。一座のみんなが気を利かせてくれているのはシャモギにとっても

と、シャモギを傷つけてしまいそうな発言

れることの多かったシャモギが、わたしよ

いないとは思うが、シャモギの能力を以てすれば、所詮常人程度

ないようなことをしていた。わたしはそう思うと、自分の内に

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