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波の彼方で私を見つけて

チャプター 6 美しい島

文字数:1417    |    更新日時: 04/10/2021

陸の街で

れほど気まぐれなように見えて、

う23歳、っていうのは、思考も身体も成長がその程度ってことなの

しているんですね。この世に絶望す

けな島の外に出たことがないのだから。そ

でした。教えてもらうより先に、使える仲間が全滅してしまったから。魔法があったら、貴方の国にひとっ飛び

じ海ばかり見ている私にとって、こんなのは外への移動を阻む壁でしかないですけどね。私にとって

たばかりの頃は、それこそ息を

られたのだけれど、到着してまず見えたのが真っ白な砂浜。

てながら波がぶつかるの。陸と

れの挨拶をした。小舟が水面を滑っていくのを見ながら、ようやく海の美しさに

色の太陽に照らされていた。いろんな種類の「青」が水の中で揺らめい

れたとき、あの海と同じくらい綺麗だって思った。緑の炎が燃えているみたいな、それでいて優しくて暖かい木漏れ日。そんな森

いエルフだった。周りの人間や年老いたエルフたちは寿命に抗え

られて、牢獄

みたい。静かなのは良いけれど、海は気まぐれに動いてこそ海なのに。そうしてこそ、

海風みたいだわ。私、あなたのおかげで、

たら良いんだけど。もし良かっ

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