蜜羽みつる
小説3部発表
蜜羽みつるの小説・書籍全集
記憶喪失は演技でした、最低な婚約者を捨てて、夢を叶えます
都市 結婚式の一週間前, 7年間付き合った御曹司の婚約者が突然「記憶喪失」になった.
彼は私との思い出を全て忘れ, 若い女と浮気した挙句, 彼女からの執拗な嫌がらせを黙認した.
そしてあの日, 彼女の運転する車に轢かれ, 私はカメラマンの命である右手を複雑骨折した.
しかし, 救急車が到着した瞬間, 彼は血まみれの私を無視し, 軽い擦り傷だけの彼女を抱きしめた.
「俺は萌を傷つけたくない! 綾美は自分で何とかできるだろ! 」
さらに私は, 彼の記憶喪失が浮気を楽しむための「嘘」だったと知ってしまった.
大学時代, 彼を庇って大怪我を負い, パリへ行く夢まで諦めて尽くしてきた私の愛は, 完全に死んだ.
彼が「記憶を取り戻す」と予定していた日.
私は「浜崎結奈」へと改名し, かつての夢だったパリ行きのチケットを手に取った. あなたの傾向から
偽装死から始まる復讐劇
翼を持つ者 私は, 誰もが羨む完璧な家庭を築いていた. カリスマ建築家の夫と, 私を「ママが一番好き」と言ってくれる息子. 彼らに尽くすことが, 私の全てだった.
しかし, その全てが嘘だったと知った. 夫は不倫し, 私の愛する息子までが, その女を「ママ」と呼んで二人を庇っていたのだ.
結婚記念日, 夫は盛大なサプライズで私のご機嫌を取ろうとした.
そこへ不倫相手の女が現れ, 公衆の面前で嘲笑うように私との関係を暴露した.
息子は私ではなく, その女を選んだ.
愛も, 信頼も, 家族も, 全てを失った私の心は, 憎しみの炎だけが燃え盛っていた.
私は失踪屋に連絡し, 自らの死を偽装した. 翌朝, ニュースは「長谷部直世, 海難事故で死亡」と報じる. これは, 私から全てを奪った彼らへの, 復讐の始まりに過ぎない.