叔父様、その愛は罪ですか?
ように、紀伊理紗
上げた。理紗、私、あんな神がかったル
った腰つきは、まさに完璧なモデル体型だ。仕立ての
に立つその姿は、ひと
来ると、恐ろしいほ
うつつを抜かし、人前で
地が良かっ
は、智彦の威圧感に完
その身から放たれる王者の風格は
はず。どうしてこんな傑物
いうご関係で?」小林
その視線を理紗の顔へと
理紗がその
ずかに眉
の関係を否定するとは。
誤解され
「理紗、こんなにかっこいい叔
に媚びるように手を差し出した
を向けるだけで、その手を握り返す気はさらさらない
っ込めると、頭を掻きな
さん、少し気
視線で
え、そ
るのを見て、智彦の胸に
俺の目の前で視
子か?」智彦が
くした。「
あったらしく、はっとしたように叫ん
た誰もが息
―谷川グループの社長、
老い先短いのだから、引退して穏やかな余生でも送るん
り、近頃、谷川グループからの投
いており……同業他社と比べても引けを取らない、
どない。前田家には人脈もなければ
屈辱に赤
のか分からず、父の会社にとって生命線とも
力に意味がないなんてことありません。まさか谷川グループは、真摯に努
た。その眼底に
男を庇って
叔父の関係が良好でな
、智彦に言った。「コネを使うの
ず、それを
で目の縁を
咥え、小林陽菜は富豪の三代目。本質
力せずとも欲しいもの
として飼いならし、懸命に羽ばたこう
、晟の腕を引いた
く二人の背中を鋭
氏を奪うなんて」陽菜は理紗の背中
た。「二人は付き
紀伊はしょっちゅう晟さんとホ
奥に、陰鬱
を見つめた。「谷川社長、こ
れている。もし彼に取り
宏明か?」智彦は
。「はい、父は谷川
に言い放った。
「私が谷川社長に何か……?
はそれ以上に冷え切ってい
いといった様子で
言一句いがみ合い、険悪な空
になって彼女を
ていた。「理紗が君のために俺に口を利いたら、
駆け寄ってきて雑巾をひったくり、代わりにミルクティ
からず、陽菜を見つ
。「何ぼさっとしてるの。これからは紀
は皆が奪い合うようになり、学
、奨学金の給付がつ
目処が立てば、
に横になり、満ち足り
。「理紗、あなたの叔父
とされた。彼女は布団を頭まで引き被った。
「あなたの叔父さん、今は生理の時期じゃない
付け根まで真っ
くる。「ねえ、どうして叔父さんが
ばった。「疲れて起き上が
もう一度拝めるならと、喜
が開いて彼女
ねた。「
ったわ。でも、今度は前田
ため息
やはり下り
は見当たらない。理紗は
現れ、彼女を抱きかかえるように
よく知った気配。理紗の心臓