パパはいらない、二人で
梨 P
抱きしめ, 私は病
」医師の冷たい言葉が,
心の中にもあった. 陽生が美羽を愛していないと知
」と, うわ言のように繰り返していた. その
生の電話番号を押した. しかし,
いた. 私の指が, 勝
くだけで, 陽生は
ッセージで送り, 彼に来
た後も, 私の指
, 陽生からの
と春奈, そして蓮が, 楽しそうに笑っている写真
っていないのだ. 私の中の最後の
とって, 最初から存在
羽のベッドサイド
て「ママ, ごめんなさい. 心配か
マのほうよ. 美羽に, パパの愛を与
大丈夫だよ, ママ. 私,
た. 彼女の小さな体は
羽は退院する
ッセージが届いた.
光が宿った. 彼女の瞳が
てくれることを, 心
現れなかった. 美羽は病室のドアをじ
た. そして, 彼女は私に言った. 「ママ
かれそうだった. 私は頷
て, エレベータ
ベーターの扉が開き,
だ. しかし, すぐに「
美羽の小さな手が, 私の手の中で震
眉をひそめ, 気まず
「陽生さん, 蓮の怪我
夫だった. 心配ない. 」彼は, 私
子のために, この病院に来ていたのだ. 美羽が高熱を出して入
これ以上, 彼に何を
っと撫でた. 「
き, 私の手を
り込んだ. 車内は沈
. その小さな体が, わずか
アを閉めた. 私はドアの前で立ち尽くし,
-