天下界の無信仰者(イレギュラー)
。|凛(りん)とした姿勢は武人のようで、袖やスカートから覗く|四肢(しし
視線を彼女の左腕に向ければ
、俺にな
ったら悪いんだけど、てか違ったら違っ
んだ声だが口
ごう)|切柄(きりえ)。信仰は、腕章
い、初め
、初め
い挨拶を
宮司(みやじ)|神
サインでも欲
わ。ここに来たのは言
豪(かごう)は一度嘆
か知らないけど、その
ほ
見下ろしてきた。ああ、気持ちは分
にしてると思ってたんだが? どいつもこいつもガン飛ばしやが
信仰者なんてのが同じ教室
無信仰者だと分かるなり逃げ出した
でしょう。ここは|天下界(てんげかい)よ?
。そうだよな。目の前の女が
で牛を得意気に食っていたらどう思うだろうか。いい気はしないはずだ。敵視
)でしないというのは、さっきのたとえでいう常に牛食ってる状態だ。メンチきられるはずだぜ。この言い寄って
、生きづ
からガン飛ばされるのも無信仰のせい。逃げ出されるのも無信
くれるじ
ンキ
の間二人で
仰者なんてろくな
あ!
俺は勢いよく
を見て怖がってるだけだろうが、そ
んたの喧嘩腰と外見をバカにす
そういう意味じ
性格の話で、顔自体は美人の部類だと思う。鋭い目つきだが瞳
たいのはそういう
えらの方だろう。いい加減にし
加豪(かごう)が急に静かになる
…へ
う
耐える余裕すらない。俺は
あっ
騒ぎに他の連中が慌て出すが、止め
女が男を吹き飛ばすな
かごう)はさも当
て? それ、本気
場から動かず、苦しむ俺を
り)を信仰する
。それは威張るでもなく、
と呼ばれる。無信仰者のあんた
ってるよク
かごう)の言う通りだ。
て|神理(しんり)とは神の教え。それは信仰すればするほ
んげかい)にはもう一つの
仰者じゃ。あんたは理解
解したら勝
。なら、敗北し
な
加豪(かごう)の視線が強くなっ
が危機感が暴れ出す。
かごう)が
)を目指す者。あなたに近づくために、どうか
った。天上の神々が|一柱(ひと
「マジか!?」
るだけだった生徒たちか
)の祈りここに|形(けい)を成す。我が神
だ。全ての視線を独占し、|加豪(
たくぶつ)、|招
す。すると差し出された手の平に光が現れ
(らいきりしん
広がる。光は消え、代わりに|加
も彼女の胸元まである。赤い刀身にまっすぐな刃、柄も赤く
認めた|信者(しんじゃ)のみが手に出来る信仰の|具現
うおおおー!」
器。それに周りは
と待てぇ
によ
んだ。だって
お
な
平然としている。そん
うことだ
、はっきり言
る! そんなもん取り出
ごう)の手には何度も言うが刀が握
託物(しんたくぶつ)。神からの贈り物よ? それを取り締ま
だそれ
ンチキも|大概(た
のありか
。こんなことでいちいち怒鳴ってばかり。無信
女に言われたく
言いやがって、だから
神託物(しんたくぶつ)っていうのは|尊(とうと)いもの
かごう)の顔がまた|侮蔑(ぶべつ)の表
|無信仰者(イ
く
刃先を向けてきた。目の前にま
よって力はむこうが上。さらに|神託物(し
が言ってくる。無信
ごう)だけじゃない。周
?」「だって相手はあの|
あいれんりつ)か
者なんて神への|冒涜(
いきゅう)からは|罵声
」「放っとけ
むがむしん)は
いうだけで|増悪(
じゃねええ
んだ。この|理不尽
して生まれてきただけで憎まれなければならない
黙り込むが、それでも冷
めた。怒りが全身を巡るのに、力の前になにも
。ここに、|無信仰者(お
く
きてちゃダ
の時
(あるじ)を害するならば