神は僕と彼女の琴線に触れる
ない一面の
に降り注ぎ、はっきりと浮
産センター。窓ガラス
うっすらとスマホを
来川唯生(さき
員旅行。コロナ渦
的な自然の世界を堪能した。感染者数は落ち着いてきたが、コロナが完全に消えていないこの時世もあり、皆、マ
ったのが、富士山世界
景色や魅惑的に輝く氷穴の氷柱、それにお昼のほうとう。ふと世界遺産
るわけではないが、なにとなく日常で気に入ったものを写真に写し投稿していた。僕のモットーは人が映り込
雨露のしたたる景色や歴史文化財の写真、美味しかった食べ物たちが並ぶ。今度は逆に、人が全く写っていない写真の数々がなんだかやけに不自然に感じた。SNSの名前も、“四季折々(しきせつせつ)”
とっておきの景色を収めてきたのに、こんな不格好で何の絵にもならないような男が、またこんな安価なスマホを掲げてるところなんて
ロールして眺めていた。SNSに投稿していない写真がたく
撮影したひまわ
年の夏
き合ってはいない。彼女は、一昨年の新年に催された同窓
の方で親友の和也と二人だけで喧騒をさけるように静かに語らっていた僕の隣の席
もらえ
を傾け僕の目を
、は
にでもなったかのように、自動で
ーっ。もう、
、少しなで肩からずれ込んだ洋服の首元を、を片手で直した。
ここ行った
マホと画面を見せた。たっぷりの柔らかなクリームの上に、ルビ
うお口がとろけて、ふわとろ!
させた。ふわりと八弥子の身体
と真っ青な空
らこんな素敵な景色
そうなんだ
どう?二人で
和也もいか
った。あちこち周囲を見回すと離れた席で別のクラスメートとお酒を飲んでいた。和也