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夫の親友に、略奪される。

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Rabbit4
5.0

学生時代の制服から、純白のウェディングドレスへ。神谷亜実と周防年彦は十年の長きにわたり愛を育み、誰もが羨むような理想のカップルだった。 完璧な夫を射止めたと、世間の誰もが口を揃えた。亜実を大切に守り、宝物のように慈しむ年彦の姿は、周囲の羨望の的であったのだ。 だが、一途で深い愛情を注ぐあの完璧な夫が、とうの昔に外で愛人を囲っていたことなど、誰も知る由がなかった。 残酷な真実が白日の下に晒されたとき、亜実は離婚協議書を静かに彼の前へと差し出した。「十年間の愛は、ここで終わり。……年彦、あなたにはもう、私の隣にいる資格なんてないわ」 未練すら見せずにきびすを返した彼女は、気づいていなかった。部屋の暗がりで、有馬理玖の唇が微かに弧を描いたことに。 彼はひそかに、誰よりも深く、十一年の長きにわたって亜実を愛し続けていたのである。 ふたりの結婚式の日、付添人として参列した彼は、愛する女性が別の男のためにウェディングドレスを身にまとう姿をただ見つめるしかなかった。その無邪気な笑顔は、直視できないほどに眩しく、彼の心を切り裂いた。 狂おしいほどの嫉妬で、どうにかなってしまいそうだった。 ――結婚したからといって、それがどうした? いつか必ず、彼女を自分のものにする。自分だけのものにしてやる! 離婚後、亜実は司会者としてのキャリアに己のすべてを注ぎ込んだ。彼女の仕事ぶりは次々と国際的な舞台で絶賛され、まばゆいばかりの輝きを放ち始める。 一方、美しく羽ばたいた彼女が、あろうことか自らの親友の腕の中に飛び込んでいくのを目にした年彦は、血走った瞳で凄んだ。「あいつが、お前を唆して離婚させたのか?」 だが理玖は、余裕すら感じさせる足取りで歩み寄り、亜実を背後へと庇うように立ちはだかった。「お前が彼女に相応しくなかった。ただそれだけのことだ。 最初から最後まで、彼女は俺のものになる運命だったんだよ」

慰謝料代わりに渡されたのは、総資産10兆円と禁欲系スパダリでした。

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Rabbit4
5.0

結婚して3年。成瀬寧音は自らの才能と輝きを深く封印し、夫である桐生恒一にとっての「貞淑な妻」であり続けた。 だが、夫の心は常に“忘れられない別の女”にあり、寧音は幾度となく見捨てられ、残酷に傷つけられていく。 義母からは「田舎者の疫病神」と蔑まれる息の詰まるような日々。 そして彼女が海外で誘拐され、独り生死の境を彷徨った絶望の日でさえも――夫はあの女のそばで寄り添っていたのだ。 完全に心が砕け散った寧音は、ついに恒一へ離婚を突きつける。 自分から離れれば路頭に迷うに決まっていると、高を括る夫。だが彼は知る由もなかった。彼女を迎え入れるべく、国内トップ財閥が手配した100台もの高級車の列が、とうの昔に待機していたことを。 「お嬢様、お帰りなさいませ!」 その日を境に、社交界に“絶対に逆らってはいけない一族の至宝”が帰還する。 長兄からは「経営の練習用」として千億規模の巨大グループをポンと贈られ、次兄の導きでエンタメ界を軽やかに席巻。父親からは一族の総資産の半分を直接譲り受け、さらには財界の頂点に君臨する覇者・東条嶺央までもが彼女に熱烈な求愛を始める。 きらびやかな夜会で、誰もが傅くほどの光を放つ元妻の姿に、恒一は目を赤くしてその手を取ろうとすがる。しかし、彼女を溺愛する5人の兄たちが鉄壁の如く立ちはだかり、冷たく言い放つのだった。 「うちの妹に会いたいだと?まずは整理券をもらって列に並べ!」