白藤 沙世子
小説1部発表
白藤 沙世子の小説・書籍全集
元カレが跪く時私は笑う
都市 15年間, すべてを捧げてきた恋人・篠原勇夫の事業を成功させた矢先, 大手クライアントの令嬢・高塚優にすべてを奪われた.
私のプロジェクトは彼女の手柄にされ, 私がデザインした指輪やプレゼントした香水も, あっさりと彼女のものになった.
長年の献身と愛情はゴミのように踏みにじられ, お腹にいた勇夫との子供も絶望のあまり中絶した.
さらに追い打ちをかけるように, 二人は共謀して私を陥れ, ナッツアレルギーの私にナッツ入りのケーキを無理やり食べさせ, 病院送りにしたのだ.
私が死の淵をさまよっている間も, 勇夫は優のそばを離れなかった. 彼にとって, 私はもう邪魔な存在でしかなかったのだ.
なぜ, 私の15年間はこんな形で終わらなければならなかったのか.
病院のベッドで目覚めた私は, 親友の助けを借り, 彼との過去をすべて捨て, 別の男性との政略結婚を決意した.