捨てたのは私の方なのに。~土下座して縋る傲慢CEOの歪んだ求愛~

捨てたのは私の方なのに。~土下座して縋る傲慢CEOの歪んだ求愛~

Rabbit4

5.0
コメント
クリック
20

藤原美月が西園寺颯真を10年間愛し続けていたことは、誰も知らない秘密だった。 対して、西園寺颯真の心に忘れられない女性がいることは、誰もが知る事実であった。 3年前、実家である藤原家の財政危機を救うため、美月は利益との交換条件として西園寺家へと嫁いだ。 しかし、名ばかりの妻として過ごした3年間は、彼女の颯真に対する愛情を完全にすり減らしてしまった。 そしてついに、彼の想い人が戻ってくるという知らせを耳にした時、美月は離婚を切り出す。 離婚後、美月はもう彼を歯牙にもかけない。 一方で、激しい後悔に苛まれたのは颯真の方だった。彼女の行く先々でその姿を追い求め、彼は懇願する。 「美月、俺のそばに戻ってきてくれ」 だが、すべてはもう遅すぎた。

捨てたのは私の方なのに。~土下座して縋る傲慢CEOの歪んだ求愛~ チャプター 1 彼は不能

東陵グループ、社長室。

「藤原さん、私、西園寺社長の子を妊娠したの」

トップ女優の久我友紀は、手にしていた妊娠検査の診断書を藤原美月の目の前に投げつけた。

その言葉を聞いても、美月は顔も上げず、淡々と言い放った。「あなたで42人目よ」

友紀は一瞬ぽかんとし、すぐには言葉を返せなかった。

「な……。なんですって?」

美月は落ち着き払った様子で顔を上げると、手に持っていたペンを机で軽く叩いた。

「私を訪ねてきた女は、あなたで42人目。西園寺家に嫁ぎたいのかしら? あなたのやり方、まだ少し甘いわね」 美月は手元の診断書に目を落とし、鼻で笑った。「この手の芝居はもう飽きるほど見てきたけれど、あなたの演技、お粗末ね」

友紀は二度も主演女優賞に輝いた大女優だ。「演技がお粗末」だなど、屈辱以外の何物でもない!

「美月、私のお腹にいるのは間違いなく西園寺颯真社長の子よ! その辺にいる女たちと一緒にしないで!あなたのその席は、いずれ私のものになるわ!」

友紀は怒りに震えて拳を握りしめたが、美月は相変わらず意に介さない。まるで、拳を綿に打ち込んだような気分だった。

美月は椅子に深く背を預けた。こんなやり取りには、もう嫌というほど慣れてしまっていた。

颯真と結婚して3年。彼の数々のスキャンダルや女たちの後始末してきたおかげで、対応の腕ばかりが上達していく。

それが忘れられない初恋の相手だろうが、情熱を燃やした相手だろうが、彼女の前では皆、引き下がるしかなかった。

西園寺夫人の座に座り続けて3年。この地位を誰かに譲るつもりなど、毛頭なかった。

「お話はそれだけ? 久我さん、こんな大々的に東陵グループまで私を訪ねてきて、明日のトップニュースになるのが怖くないのかしら?」

美月は平然とした表情で友紀を見つめた。

友紀は美月の言葉に一瞬言葉を詰まらせた。彼女は公人であり、評価も非常に高い女優だ。颯真が美月に喧嘩を売るだけの後ろ盾を与えていてくれなければ、自分のキャリアを賭けるような真似はしなかっただろう。

友紀はあたりを見回し、監視カメラがないことを確認すると、颯真からかけられた言葉を思い出し、再び強気な態度を取り戻した。

「美月!西園寺夫人の座が手に入るなら、女優の名声なんて惜しくないわ! それに――あなたは西園寺社長と結婚して3年も経つのに子供ができないんでしょう?少しは自分の欠陥を疑ったらどうなの? 私は彼と付き合って、たった一ヶ月で妊娠したのよ。物分かりがいいなら、さっさと離婚しなさい。それがあなたのためでもあるんだから!」

友紀は美月を真っ向から見据えた。美月の心が少しも揺るがないとは信じられなかった。

本来の計画では、今頃美月は逆上して取り乱しているはずだった。

しかし、彼女は終始平然としており、何の隙も見せない。

こんな展開では、颯真にどう報告すればいいのか?

すると、美月はただふっと鼻で笑い、眉を上げた。「久我さんが本当にその子を産みたいのなら、どうぞ。西園寺家には隠し子の1人や2人、養う余裕くらいありますから」

「隠し子」という言葉を、美月は極めて平淡に、しかしことさらに耳障りな響きで口にした。

友紀はその言葉に喉を詰まらせ、しばらく口を開くことができなかった。

美月は立ち上がるとデスクを離れ、ゆっくりと傍らのコートを羽織った。「颯真がどんな男かは、私が一番よく分かっているわ。ここ数年、面倒事を持ち込まれたのも一度や二度じゃないもの。でも、次に私に離婚を迫るなら、もう少しマシな手口を考えてちょうだい」

「お引き取りを。それとも、秘書に送らせましょうか?」

美月はわずかに顎を上げ、友紀に退室を促した。

美月のあまりに落ち着き払った態度に、友紀が用意していた台詞も演技プランも、すべて吹き飛んでしまった。

(どうして……。この女、少しも怒らないの?)

世間では、颯真と美月の夫婦仲は冷え切っており、互いに干渉しない仮面夫婦だと周知されている。

しかし、たとえ仮面夫婦だとしても、旦那の「愛人」を前にして、何の反応も示さないなんてことがあるだろうか?

それとも、本当に慣れてしまったというのか?

同じ女として、友紀はふと美月に同情を覚えた。

「ねえ、愛のない結婚を本当にこのまま続けられるの? それとも、お金のためなら何でも受け入れるってわけ?旦那の隠し子を育てることになっても、構わないって言うの?」

友紀は美月を激しく睨みつけながら言い放った。

美月はソファへ歩み寄って腰を下ろすと、自分でお茶を淹れ、淡々と返した。「男が浮気しようと思ったら、どうしたって止められないものよ。だから、男の愛を当てにして結婚するべきじゃないわ。彼が何をもたらしてくれるか、その利益を見るべきなの。利益だけは決して裏切らないから」

「久我さんは芸能界に長年いるのだから、そんな道理、もちろんご存知でしょう?」

その言葉に、友紀はその場で凍りついた。しばらく立ち尽くしていたが、やがて美月を憎々しげに一瞥すると、テーブルの上の診断書をひったくった。「西園寺夫人の座、必ずあなたから奪ってみせるわ!」

捨て台詞を残すと、彼女は踵を返してドアを押し開け、去っていった。

美月は友紀が去った方向をしばらく見つめていた。コーヒーカップを握る手は微かに白く強張り、目の奥が熱く潤んでくるまで、その視線を外すことはなかった。

今の美月の顔には、先ほどまでの冷静さはなかった。その瞳の奥には、隠しきれない自嘲の色がにじんでいた。

「隠し子を育てることも構わないのか?」友紀の言葉が頭の中で何度も繰り返される。

もちろん、平気なはずがない。

だが、彼女にどんな選択肢があるというのか。

彼女は颯真と共に育ち、彼に恋焦がれてきた。ずっと彼の背中を追いかけ、その視界に入り、自分を見つめてほしいと願い続けてきたのだ。彼と一緒にいたい一心で、最も不得意な広報学を専攻し、家族の反対を押し切ってまで、西園寺家との政略結婚に固執した。

西園寺家を支えるため、昼夜を問わず仕事に没頭し、颯真の冷え切った心を温めようと努めてきた。

しかし、結婚して3年。彼女が得たのは、彼の鳴り止まない彼のスキャンダルと、数え切れないほどの愛人たちからの挑発だけだった。

彼と顔を合わせる回数は指で数えるほどしかなく、会えたとしても、向けられるのは限りない冷淡さと無情な言葉。夫婦の営みでさえ事務的で、型通りのものだった。彼が子供は欲しくないと言うので、彼女はずっと避妊薬を飲み続けてきた。

この3年間、彼女はまるで道具だった。西園寺家の体面を保ち、彼の性的な欲求を処理するための道具。

失望は幾度となく積み重なった。それでも、幼い頃に抱いたあの淡い恋心が彼女を突き動かし、彼からは離れられなかった。

深く息を吸い込み、美月は胸に込み上げる苦い思いを無理やり飲み込んだ。感情を押し殺すと、静かに階下へと向かった。

彼女がロビーに降り立つと、待ち構えていた記者たちが一斉に彼女を取り囲んだ。

「出てきたぞ!藤原美月だ!」

記者たちのマイクが、今にも美月の顔に突き刺さらんばかりに迫り、フラッシュの光が激しく明滅する中、容赦のない質問が次々と浴びせられる。

「藤原さん、最近、西園寺社長と女優の久我友紀さんの熱愛の噂、ご存じですか?」

「友紀さんはすでに西園寺社長のお子さんを妊娠し、そのまま結婚するのではないかとの見方もありますが、この件について一言いただけますか?」

「ご家族のために我慢されるのか、それとも西園寺社長との離婚を選ばれるのか、お考えをお聞かせください」

「西園寺社長とご結婚されて3年になりますが、いまだお子さんがいらっしゃらないことから、不妊ではないかという声も出ています。この点については事実なのでしょうか?」

「西園寺社長との夫婦関係は、すでに破綻していると考えてよろしいのでしょうか?」

「藤原さん、一言いただけませんか?」

美月は唇を固く結んだまま、口を開こうとしない。

次から次へと投げかけられる質問は、どれも鋭利な刃物のようだった。

まるで、美月の傷口に塩を塗り込むかのように。

もとから苛立ちを抱えていた彼女の心は、この瞬間、一気に燃え上がった。

この3年間、颯真のために、何度こうした不祥事の火消しに奔走してきたことか。

しかし、颯真は少しも自重しようとしない。それどころか、こうした騒動を利用して彼女を離婚に追い込もうとしているのだ。

今朝、共通の友人のSNSで目にした投稿が頭をよぎる。颯真の忘れられない女性――橘千夏が帰国した。

(これこそが、彼がなりふり構わず私との離婚を急ぐ理由なのね?)

友紀が会社へ乗り込んできた情報も、彼がマスコミにリークしたに違いない。

颯真の差し金がなければ、これほど多くの記者が東陵グループの敷地内でこれほど好き勝手できるはずがない。

しかし、なぜ?

(私が正真正銘の西園寺夫人なのに、どうしてこんな屈辱を味わわなければならないの? 誰も彼もに、離婚を強いられて……)

美月は拳を固く握りしめた。心の底に押し殺してきた感情が、この瞬間、ついに決壊した。

心の奥底に隠してきた屈辱と苦しみ、そして友紀に浴びせられた言葉の数々。それらが蜘蛛の巣のようにまとわりつき、彼女の心臓を締め付け、息もできないほどに追い詰めていく。

不意に、彼女は顔を上げた。最も近くにいた記者を真っ向から見据えると、艶然と微笑んでみせた。

「颯真は精子無力症なの。そのうえ5分も持たない役立たずよ。浮気の心配をするくらいなら、むしろ寝取られて私に恥をかかせないか心配した方がマシだわ」

この噂を流したのが彼だというのなら、その報いは自分自身で受けてもらうまで。

それはあまりにも予想外の告白だった。

その場の空気が凍りついたように静止した。

(そんなこと、言っていいのか……?)

(精子無力症?)

(5分ももたない?)

(我々にそこまで言っていいのか……?)

一瞬の静寂の後、記者たちは我に返ったように猛烈な勢いでシャッターを切り、美月が車に乗り込んで会社を去る姿を次々と撮影した。そして、このニュースは瞬く間にトレンドのトップに躍り出て、爆発的な注目を集めた。

続きを見る

Rabbit4のその他の作品

もっと見る
舞い降りた最強の妹!3人の大物兄による溺愛計画

舞い降りた最強の妹!3人の大物兄による溺愛計画

都市

5.0

鈴木瑠香は5年間、家族に認められようと必死に尽くしてきた。だが、その献身も、妹がついたたった一つの嘘の前ではあまりに無力だった。 彼女が実は「偽の令嬢」であることが暴露されると、全てが崩れ去った。婚約者には捨てられ、友人は去り、兄たちからは家を追い出される。「田舎の百姓の両親の元へ帰れ」という罵声を浴びせられながら。 鈴木瑠香はついに未練を断ち切った。その家と絶縁し、与えていた恩恵を全て回収する。もう、これ以上耐えるつもりはない。 だが、誰も予想していなかった。「田舎の百姓」と蔑まれていた彼女の実の両親が、実はY国の富を牛耳る超大富豪一族だったとは! 一夜にして、誰からも蔑まれる「偽物」から、三人の兄に溺愛される「正真正銘の令嬢」へと華麗なる転身を遂げたのだ。 「会議は中断だ。すぐに帰国のチケットを。妹を虐める奴は私が許さん」と憤る覇王のごときCEOの長兄。 「研究中止だ、今すぐ妹を迎えに行く」と急ぐ世界的科学者の次兄。 「コンサートは延期してくれ、僕の妹より大切なものなんてない」と断言する天才音楽家の三兄。 そのニュースは瞬く間に駆け巡り、社交界は騒然となった! かつての家族は悔やんでも後の祭り。元婚約者は掌を返して復縁を迫り、求婚者たちが門前に行列を作る事態に。 だが、鈴木瑠香が反応する隙さえ与えなかった。名門中の名門・加藤家の御曹司にして、海軍大将の称号を持つ男が、一枚の婚姻届を突きつけたのだ。その衝撃は、上流社会を根底から揺るがしていく――!

絶縁令嬢の華麗なる逆襲

絶縁令嬢の華麗なる逆襲

都市

5.0

「溺愛+復讐+全員地獄行き+痛快逆転劇」 真の令嬢、佐藤結衣。しかし、その玉座は偽りの令嬢・佐藤怜子に簒奪された。 怜子の謀略。誘拐犯を買収し、結衣の破滅と抹殺を企てる。 兄たちと婚約者へ捧げた無償の愛。その対価は、凄惨なる裏切りと孤独。 ならば、慈悲は不要。妥協も和解もあり得ない。死の淵からの生還、そして佐藤家との完全決別。 予想外の事態。冷酷無比、「生きた閻魔」と恐れられる久我蓮司の異常な執着。 そして―― 財界の覇者、裏社会の首領がひれ伏す「神医」。それが、彼女! 世界中を震撼させる「伝説の天才ハッカー」。それも、彼女! 金融界を支配する「最強のトレーダー」。すべては、彼女の隠された貌……。 いまや佐藤家にとって、彼女は圧倒的な絶対的強者。 後悔に塗れ地に這う三人の兄。血の絆にすがる両親。復縁を迫る元婚約者。 「結衣、俺たちは血の繋がった家族じゃないか!」 結衣の鉄槌。絶縁の音声を全ネットへ公開。添えられた四文字は、「永久不赦」。 直後、世界トップの富豪・久我蓮司が堂々の愛を宣告。「佐藤結衣は既に久我の人間。部外者は二度と近づくべからず」 世界中が狂乱。一族に見捨てられたはずの女が、なぜ世界最強の男をオトしたのか!?

監獄帰りの狂犬令嬢、ただいま偽家族を蹂躙中。

監獄帰りの狂犬令嬢、ただいま偽家族を蹂躙中。

都市

5.0

実の父母は、溺愛する養女の身代わりとして、実の娘である彼女を地獄と恐れられる壱号刑務所へと突き落とした。 4年にわたる過酷な環境下で、か弱かった彼女は刑務所の女王に鍛え上げられ、冷酷な性格へと変貌を遂げる。彼女が信条とするのはただ一つ。 「攻撃されなければ何もしないが、攻撃されれば百倍にして返す」 出所当日、 高級車と100人以上の手下たちによる出迎えを「うるさい」と一蹴。 口止め料として実の父から 提示された1000万という金額には、 「乞食への施しか」と冷笑する。 姉妹愛を偽装する偽りの令嬢には、 豪邸に響き渡るほどの平手打ちを食らわす。 奪われたものは、元本に利息をつけて全て返してもらう。 橘家はさらに、その偽りの令嬢を利用して雲倉市トップの冷酷な権力者に取り入ろうと画策していた。 橘星乃は冷笑する。「その縁談、私が確実に潰してやる」 トップハッカーや謎の権力者を後ろ盾に持ち、壱号刑務所からの全面的な支援を受ける彼女にとって、自らを陥れた者たちへの復讐など造作もないことだった。 ところが、あの冷淡で禁欲的な雲倉市の権力者は、彼女にだけ視線を注ぎこう告げる。「なかなかの狂いっぷりだ。俺の好みに合っている」 彼は強引に迫り、「俺の女になれ。雲倉市を遊び道具としてくれてやる」と持ちかける。 橘星乃は挑発的に返す。「私を飼い慣らすつもり? 試してみればいいわ」 闇夜の薔薇と冷徹な男が激突するとき、名門一族の舞台は瞬く間に修羅場と化す。 強者同士の極限の駆け引きの末、先に深淵へと落ちるのはどちらなのか。 そして、彼女の生涯の愛を得るためだけに街一つを捧げるのは誰なのか。 地獄から帰還した女が、偽りの家族関係を引き裂き、居座る偽物を排除して雲倉市全体を足元に平伏させるまでの軌跡。 さらに、あの恐れられた男でさえも、最後には彼女に跪くこととなる。 【逆襲の復讐劇/真偽の令嬢/強者同士の駆け引き】

間違い婚約~高木御曹司の"醜い"妻は実は最強の才媛でした~

間違い婚約~高木御曹司の"醜い"妻は実は最強の才媛でした~

都市

5.0

桜井陽葵は家での愛情に恵まれず、美しくもないと評される少女だった。一方で、義母が産んだ娘は容姿も才能も抜群で、間もなく第一の名門、高木家の後継者である高木峻一との結婚を控えており、まさに華やかな人生を送っていた。 人々は皆、強者に媚び、弱者を踏みにじる。山口莉子は特に威圧的で、「桜井陽葵、いつまでも私の下で這いつくばることになるわよ!」と高慢に言い放った。 しかし、結婚式の日、皆が目にしたのは、華やかなウェディングドレスを纏い高木家に嫁入りしたのは陽葵の姿だった。山口莉子はただの笑いものにされてしまった。 汐風市の人々は皆驚愕した。 なぜだろう?誰も天才と称される高木峻一が、価値がないと見なされていた少女を愛するとは信じられなかったのだ。皆が桜井陽葵が追い出されるのを待っていた。 しかし、待てど暮らせど、現れたのは陽葵の輝くばかりの姿だった。 医療界の女王、金融の天才、お宝鑑定の天才、AI界の巨匠など、一つ一つの肩書きが、嘲笑していた者たちの目を眩ませた。 汐風市は大騒ぎとなった。 山口家は後悔しきりで、幼馴染も振り返って彼女に媚び始めたが、陽葵が断る暇もなかった。 トップ御曹司・高木峻一がアップした一枚の『神がかった素顔』が、陽葵を瞬く間にトレンドの頂点へ押し上げた!

おすすめ

冷遇令嬢、実は天才。婚約破棄した彼らにざまぁ!

冷遇令嬢、実は天才。婚約破棄した彼らにざまぁ!

田中 翔太

桜井陽葵は家族から愛されない「無能で醜い女」とされていた。一方、継母の娘である山口莉子は才色兼備で、間もなく名門一族の後継者・高木峻一と結婚することになり、栄華を極めていた。 人々は皆、強い者に媚びへつらい、弱い者を踏みつけた。山口莉子は特に傲慢で、「桜井陽葵、あなたは永遠に犬のように私の足元に踏みつけられるのよ!」と高らかに言い放った。 しかし、結婚式当日。人々が目にしたのは、豪華なウェディングドレスを纏い、高木家に嫁いだ桜井陽葵の姿だった。逆に山口莉子は笑いものにされる。 街中が唖然とした。なぜ!? 誰もが信じなかった。栄光の申し子・高木峻一が、無能で醜いと蔑まれた女を愛するはずがない。人々は桜井陽葵がすぐに追い出されるのを待ち続けた。 だが待てども待てども、その日が来ることはなかった。現れたのは、眩い光を放つ桜井陽葵の真の姿だった。 医薬界の女王、金融界の大物、鑑定の天才、AI界の教父――次々と明かされる正体の数々が、嘲笑していた者たちの目を眩ませた。 汐風市は騒然となった! 山口家は深く後悔し、幼なじみは態度を翻して彼女に媚びようとする。しかし桜井陽葵が返事をする前に――。 トップ財閥の後継者・高木峻一が発表したのは、桜井陽葵の美しい素顔を捉えた一枚の写真。瞬く間に彼女はSNSのトレンドを席巻したのだった!

すぐ読みます
本をダウンロード
捨てたのは私の方なのに。~土下座して縋る傲慢CEOの歪んだ求愛~ 捨てたのは私の方なのに。~土下座して縋る傲慢CEOの歪んだ求愛~ Rabbit4 都市
“藤原美月が西園寺颯真を10年間愛し続けていたことは、誰も知らない秘密だった。 対して、西園寺颯真の心に忘れられない女性がいることは、誰もが知る事実であった。 3年前、実家である藤原家の財政危機を救うため、美月は利益との交換条件として西園寺家へと嫁いだ。 しかし、名ばかりの妻として過ごした3年間は、彼女の颯真に対する愛情を完全にすり減らしてしまった。 そしてついに、彼の想い人が戻ってくるという知らせを耳にした時、美月は離婚を切り出す。 離婚後、美月はもう彼を歯牙にもかけない。 一方で、激しい後悔に苛まれたのは颯真の方だった。彼女の行く先々でその姿を追い求め、彼は懇願する。 「美月、俺のそばに戻ってきてくれ」 だが、すべてはもう遅すぎた。”
1

チャプター 1 彼は不能

今日09:09

2

チャプター 2 颯真、離婚しましょう

今日09:09

3

チャプター 3 これからは、ただの藤原美月

今日09:09

4

チャプター 4 帰るぞ

今日09:09

5

チャプター 5 会社は大混乱

今日09:09

6

チャプター 6 本当に、少しも気にしていないの?

今日09:09

7

チャプター 7 水の泡

今日09:09

8

チャプター 8 それでも私たちは離婚する

今日09:09

9

チャプター 9 彼女の独りよがり

今日09:09

10

チャプター 10 最寄りの病院へ

今日09:09

11

チャプター 11 記憶の中の面影

今日09:09

12

チャプター 12 絶対に問題ない

今日09:09

13

チャプター 13 全部私のせいだよね

今日09:09

14

チャプター 14 どうしてここへ?

今日09:09

15

チャプター 15 大好き

今日09:09

16

チャプター 16 確かめないと

今日09:09

17

チャプター 17 何の連絡もなく

今日09:09

18

チャプター 18 あれは美月か?

今日09:09

19

チャプター 19 遅刻した家族の晩餐

今日09:09

20

チャプター 20 怒り

今日09:09