炎の終末世界、私はペットと氷菓を
連れて、郊外の小さな
てくれた最後の遺産。その存在は
とがあっても、ここへ帰ってくればい
娠する前から貯めて
形で役立つ日
った基本的な内装工事が終わっているだけ
掛かった。思う存分に買い物をし
た頃は、自分の部屋を好
のなら、すかさず姑が
」だの「縁起でもない」だの
好みのクリーム色を基調としたシ
依頼して窓と扉を補強し、すべ
り恐ろしいのは、
ネルを複数設置し、簡易的な
始まってわずか二ヶ月で、水
きで死ぬことはなかったが、トイレも風呂も
使えず、しまいには助けを呼ぶ唯一の綱であった
が生きたまま灼熱地獄
、家庭用発電機も数台購入し
最も重要な物資の
子やアイスクリーム、飲料を数十箱ずつ。さらに、様々な味のインスタントラ
フードやトイレ用の砂も欠かせない。ペット用
重要なのが
屋で一人、壮絶な苦痛の中で出産し、床一面が血の海と化
怪我の薬だけでなく、市販されて
おく必要がある。終末がいつまで
デリバリー、ネット通販と、複数のルー
ないよう、ゆっくりと時間をかけて
型の冷凍庫を数台設置し、アイスクリームや
ないほど上昇したら、この
ものドラマやアニメ、そして大量の電子書籍とオフラインゲームをダウンロ
やく私は、この終末の世界で生き抜くための