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婚約破棄、偽りの愛と真実

第4章 

文字数:1246    |    更新日時: 17/12/2025

ェディングフォト,

ト」の日付が, まだ残っていた. 正直, 私はそのキャンセルを内心で歓迎した. どうせ私も, 何か理由をつ

私からカメラマン

りとした返事に, 一瞬驚いたような顔をした.

. そ

言葉を続けた. しかし, そ

ってるんだ. 彼女の『最後の夢』を叶えてやりた

話すかのように淡々としていた. 私の

『後日』にでも撮れ

来ない」. 私はただ「分かったわ」と短く答え, 自分の部屋へと向かった.

私のあまりにも静かな受容が, 彼の用意していたであろう言

は出かける準

とは, お前が全部決めてくれて構わない

う相槌だけを求めた. 私の心の中では, 「この結婚式に, 新婦

ヨーロッパに新婚

し, 私の心は微動だにしなかった. 何の反応も示さな

ってきたら, ま

彼は慌ただしく

フォト」の日付に, 大きくバツ印を書き込んだ. あと十二日.

胸が締め付けられる. 二人の写真が, こんなにも少ないことに改めて気づいた. 彼が, 私が用意したお揃いのマグカップを使おうとしな

の中に詰め込んだ. 過去との決別.

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婚約破棄、偽りの愛と真実
婚約破棄、偽りの愛と真実
“結婚式を目前に控えたある日, 私は二十年来の婚約者である勇輝から, 彼の幼馴染に店の看板レシピを譲ると告げられた. 理由は, 彼女が重い心臓病を患っており, それが「最後の夢」だから. そして, 五年前の火事から彼を救った「命の恩人」だから, と. さらに彼は, 私に隠れて彼女と「人工授精」まで済ませていた. 私の反対を押し切り, 彼は「これは家族の恩義だ」と私を責めた. 彼の幼馴染, 心穂は私の前でわざとらしく転んで見せ, 「静世さんに突き落とされた」と嘘の涙を流す. 勇輝は私を睨みつけ, 吐き捨てるように言った. 「謝れ! 」 二十年間, 彼を支え続けた私は, 彼の人生の脇役ですらなかった. 彼が本当に救われたかったのは, 私ではなかったのだ. 私の心は, 完全に死んだ. 私は静かに結婚式のすべてをキャンセルした. そして, 彼と二人で立つはずだった店の開店日, 私は一人, パリ行きの飛行機に乗った.”
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