最悪 ー 絶望・恐怖短篇集
う考えても自分自身の頭がおかしくなったとしか思えない現象。黒みがかった赤の点から、血が流れだしてくる
々プログラミングの才があった良太は会社に属さず、単独で仕事を請け負うようになっていた。一日に長くても十二時間はパソコンの前に座って入力
てきて仕事にならないという、最早クレームとも言える案件だった。ただ、原因はセキュリティソフトではなく会社内ネットワークに繋がっているメインPCの
ちの部長が無理難
員である大鳥玲子が差し入れにペッ
す。・・・いえいえ、これ
受け取る為、作
ね。ウィルスならまだしも、今のところ外部から不
される。しかし、これに関しては画面に表示されているだけ。しかも液晶に赤い点が表示されると、まるで液晶に焼き付いているかのように表示が消えない。背景が
から赤い液体みたいなのが流れてきたとも言っていました。
少しため
れってモニターの故障で
業を再開し
る。五センチ四方の小さなウィンドウだったが、真っ白であ
れは会社内のパソコン全てを購入し直す
全に作業を止めた。これ以
部長の方にもそう伝えて検
た。そんな表情をしているあたり、
私の名刺にある番号に連絡を下さ
らウィンドウを全て消
ートだけはどうしても消せず、良太は
契約に漕ぎ着け、独立してから最高額の取引を決めたのだ。いつもならこの時間に帰宅するのは遅い方だが、今日の結果には大満足だった為遅くても苦にはならなかった。
申し訳ありま
に出て少し気
ですよ。如何されま
少し慌てて、否、何かに
来て頂けませんでしょうか?会社のパソコン全部が触れ
ました、今から三十分かかり
鍵がかかっておらず、違和感を覚
た、どういう
事が出来ない。パソコンから目を背けながら指をさして震えている。良
、かなりおかしかった。その“DOT BLOOD”の文字から、赤い液体が滲みだしている。画面
なんです
何枚もとって手をぬぐいなが
灯作業してる最中に、画面
いる。昼間に感じた凛とし
電気はそのままにして、
腕を引き、オフ
ち着きま
るが。玲子が震えすぎて歩くのも困難な状態で、会社か
とか
っくりすすりながら、
たんでしょ
な状況になると、システムエンジニアの範疇どころか、普通の人間
し訳ないのですが、朝まで一
か出来なかった。自分だって同じよ
が、こんなに砕けたノリをするのも随分久しぶりだった。大学生以来だろうか、久しくこんな感覚を忘れていた。こ
るから、ファミレスに居続けるのはしん
案に、玲子
>に