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最悪 ー 絶望・恐怖短篇集

チャプター 3 ヒトガタ

文字数:1621    |    更新日時: 21/06/2021

夢の中で

るだろうか、その先の街灯の下に誰かが照らされながら立っている。この夜中に散歩という風体でもな

トが動く。街灯に照らされているにも関わらず、顔形が全

見てはいけないものを見てしまった、と身体が感じている。逃げなければ!と思い走り出そ

まったの

された

づいてくる。康二は目を離せれ

視線を合わせれないが、それが何故か、刃物なのだと直感で理解

で近づいて来たにも関わらず、その誰かの顔形、全

に、康二は目を覚ました。汗が止まらない。本当に腰が抜

る事も全くない。遠くから見ても近づか

夢に十年も苦

。夢の事について考えていた。今日こそは影

覚ました。全く見る

度にこなし、彼女が出来たり幸せな社会人生活を送ってい

、この日

を見たの

く、康二は会社に休む

は両親は引っ越し、姉も妹も自立していて実

覚えがある。実家だった家以外、周囲が少し変わってはいるもの

度、夜に来

り家の前、車道

いた、というか。ヤツがいた。

けていたのか分からなかったが、今は自

の方を向いた。夢の通りの

、康二にはまだわか

何に俺は怯

ても、両手には何も持

なんで

かした。怯えた

、顔形が見

々と輝かせ、口元が笑みで歪みきっている

なければ

り動かせない。逃げれない。どうやらこの俺に似

に似た誰かは何も持って

も来

みも

し動け

ると、もう一人の康二が、

ヤリと笑み

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