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臥待ち月の情人 〜月曇り〜
で来ている
今日は制服も着ていないし、届ける荷物もない。 手に持ったクレマチスの花以
園。館の入り口には大きな桜の樹。 京都の老舗旅館のような佇まいに、どうしても怖じ気づいてしまう。鼻から吸った息を、口から思いっきり吐き出したとこ
の
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