臥待ち月の情人 〜月曇り〜
、この季節、扱っていない
年の男の背中に、店主の相良京一郎(さが
に建つ大きな屋敷、「臥待月」の客のためにだけ存在する花屋である。 「煌」とは、別名、綺羅星。
季節をはずすと簡単に手に入らないものも多く、それを準備できず諦める者や、持たずに訪れ入館を断られる者もいる。 それでもなんとかして宿を訪れたい者が、調べに調べて宿の近くで営業する「煌」
ろくな客が来ねえ
来るまでに、チェック通って
っている花器に顔を近づけた。京一郎は椅子に乱
も総入替しないと駄目みたいだ。資産と性
、相楽丈一郎氏から、三男の相楽晴登
された。リニューアルを兼ねて、先週から再開したばかりだ。 夕の怪我を看たのが、京一郎
癖……そして、犯罪歴まで調べ上げられる。 もしも危険な客と判断された場合、直接守衛に連絡が入り、門が閉められ、灯りも消され
野陽(はたのあき)は、その仕事の様
ないんだよな~、やっぱ人間
あ…
男だが、べらんめえ口調が玉にキズだった。夕のことがあってからよく話をするようになっ
の弓(ゆづる)さんに近い。
、京一
ん?
さんのどこを見て…判
…そうだ
の前に立った。そして額の真
あんまり人に言えない仕事
言えない
ねえな、こいつ、っていうのは見抜けるようになった
ける…で
じゃねえけどな、そ
言えない仕事」に就いていた経歴が関係するのだろうか。明るい性格の彼のことだ
おき、夕の調
客を取りましたけど、満足して帰ら
……陽、
はい
がらりと変わった。鋭
つはたまに、感情に蓋をする。辛
…は
と、寝た
……
み込んで悪いんだが…ひとりきりだと
うい
、心を開ける相手がみつ
を開いてくれている。 京一郎さんの言葉が素直に嬉しく、し
の何を知って