ぽぷらん
小説1部発表
ぽぷらんの小説・書籍全集
偽りのDNA、引き裂かれた愛
都市 仕事中, 激昂した義父に呼び戻されると, リビングには見覚えのないDNA鑑定書が置かれていた.
「黒木信二と黒木蓮の間に血縁関係なし」
義父は私を汚らわしい不貞女と罵り, 義母は狂ったように私を平手打ちした.
頼みの綱だった夫・謙信でさえ, 冷酷な目で私を見下し, 泣き叫ぶ息子を突き飛ばした.
額から血を流す息子を抱き, 真夜中の路上に放り出された私.
悔しさと絶望に震える中, ふとある事実に戦慄した.
義父はO型, 義母もO型.
それなら, なぜ夫の謙信はA型なのか?
O型の両親から, A型の子供は絶対に生まれない.
裏切っていたのは私じゃない. 義母だ.
私は涙を拭い, 真実の鑑定書を手に入れるため, 再び病院へと走り出した.