俺は決してシスコンではないはず!〜周りはシスコンと言うが、ただたんに妹が可愛すぎるだけなのだが?〜
もない話をしているうちに学校が近づいてきた。 自然と周りの視線が春輝と紗良に集まる。 「何か、私たち見られてませんか?」 「ああ、そうだな」 理由は分かっている。 何を隠そう、紗良は超絶美少女なのだ。 俺も学校でそこそこの有名人。 書道部の部長であり、コンクールでは上位賞入選を数多く成し遂げてきた。 「何だ、あの子、めちゃ可愛くね?」 「
「おう、分かった。また後でな」 下駄箱の前で紗良と別れると莉緒と二人教室へと向かった。 「春輝っていつ妹出来たの?」 「ああ、親父が再婚してな、母さんの連れ子なんよ」 「なるほど。あんな美少女が妹なんて良かったわね」 「まぁな」 そんな会話を終えると春輝は自分の席へ着いた。 そして、朝のホームルームが始まる。 「えー、今日は転校生が居るから紹介するぞー」 まさかとは思った。 が、そのまさかだった。 「入ってくれー」 教師の指示で教室の扉が開き、紗良の姿があった。 紗良とは誕生日の関係で妹という事になるが、学年は一緒だ