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十年愛して、ようやく君の心に触れた
から聞こえてくる声に耳を澄ませた。
の顔はまったくの無表情だった。詩織が今にも泣き出しそうな様子を見せても、彼の表情は
ってくれないの……?」川上詩織の
と、信じ
てたら、あのお弁当なんて、お姉ち
じて
いながら、まるで花
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