小悪魔な君を、甘やかしたい――病み系社長の愛情攻撃
ものを黙って持ち出した盗
レスをつけてパーティーに出てもらう
が白川家から持ってきた嫁入り道具よ。 どうして他人に勝手に使わせられるの? それとも朝倉家
は言葉を
あと、低く重た
最後の警告だ。 さっさと返せ。俺を本気
が全ての我慢を打ち捨
低一ヶ月のシカト。 南音がどれだけ頭を下げ、声を
とがすべてだった日々を思い返し
言い放つ。「妻の持参金で、他の女に『贈り物』って――朝倉奏真、君は社長のくせ
。受話器の向こうで、奏真が歯ぎしり
。南音から切られるなんて、彼に
ちゃん……南音お姉ちゃん、もしかして……私と一緒にオークションに行く
怒りはさらに勢いを増し
をするとは。結婚してまだ一年ちょっとで、白川南音がここまで浅ましい
た朝倉雪織は、内心の苛立ちを必死に抑
ために、南音お姉ちゃんがここまで敵意を向けるなんて……もし本当に私
恥をかくのは白川
と撫でた。「心配するな。君には必ず、エメラルドのネックレスを身に着けさせ
が奏真お兄ちゃん……私、やっぱり一番好き!」
音のもとへ、スーツ姿のプロフェッショナ
でご出品される品について、お伺
ち、静かに言った。「今回の出品は……朝倉家ではなく
に答えた。「もちろん可能です。 オークションはすべて
にかかったエメラルドのネッ
は……このネ
で長年オークションを取り仕切ってきたプロフェッショナルだ
との親交を深めるための社交の場でもあります。決して本格的な競売ではないのです」 「このネックレスの素材は極めて希少で、職人の技術も最上級。それに……
クレスの価値は誰よりも自分が知っている。祖母が嫁入り道具として、特
注目を集めたいがために彼女の了承も得ず
最高額で落札。さらに、その縁で朝倉家と一ノ瀬家の提携話が持ち上がり
ただ自分の物を取り戻そうとしただけで、 朝倉奏真から「狂
女は一切の社交の
に尽くすのではなく、自らの
ノ瀬老夫人がこの晩餐会を開かれた本当の目的ではないでしょうか」その一言は、気品と気概をにじま
。 「このネックレスを紹介する際、私自身がモデルとしてステージに上がりた
常ルールに反する。だが、そもそも慈善オークション自体が格
の準備が整いましたら、こちら
ひとりは香槟色のスーツに身を包み、胸元のシャツははだけ、鍛えられた胸筋を惜しげ
超一級のネックレスまで持ってくるとは。しかも自分がモデル
影の中に沈め、表情の多くは窺えない 「なあ……彼女、もしかしてお前の祖母
まグラスを揺らし――やがて低く呟いた。 「……彼女、結