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いつまでも君のもの
結婚式の翌日……
窓から差し込む金色の日差しで、私は目を覚ました。 デジタル目覚まし時計で時刻を確かめると、もう朝八時だ。
ベッドから起きてバスルームに向かって歩いていると、不意に結婚披露宴での出来事を思い出した。
フラッシュバック……
「お二人が共に歩む人生の新たな門出を心からお祝いします」 私たちの前にいたダニエルのビジネス仲間の一人がそう言った。
「ありがとう、モンテロ さん」 ダニエルは握手しながら答える。
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