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「お前ルイとは何でもないって言ってたのに、|嘘《うそ》ばっかりじゃないか、俺のことなめてんだろ」
確かには僕は昨日ルイと二人で外食したけど、彼女の相談に乗っただけで、他に何もないのになぁ。
「何を言ってるんだい ? ルイなんて妹みたいなものさ」
「言い訳なんて聞きたくない、使えないテイマーを|我慢《がまん》して仕方なく使ってやったのに、お前なんか首だ ! 二度と俺の前に出て来るな」
それが本音か ? 最近、厳しく責められたり、文句を言われることが多かったけど、僕のことをそんな風に思っていたとは知らなかったな。
ショックだった。
滞在中の町ショーキの宿で、ボルトに突然、追放宣言を受けたんだ。
僕達は今にも頂点を極めようとしている、Sランクの5人パーティー、ラビアンローズだった。
つい先日までは順風満帆だったけど、Sランクに昇格してからは、少し行き詰まっているんだよね。
その場にいたエメリアとカエラは彼の意見に同意しているのだろう、特に何も声を掛けることも無く、進展を見守っていたな。
しかし、この3人はデキている。
どちらかが彼女という訳ではないが、お互いに了承済みのようで、テントの中で3人でイチャイチャしていることもあったんだ。ボルトが黒と言えば黒だろうね。
ボルトは男から見ても相当カッコ良いからとてもモテるんだ。
だけどかなりの女好きで、僕が女の子のパーティー入会、退会の調整にどれだけ苦労したことか ? ボルト狙い、金目当ての入会希望者は掃いて捨てるほどいるんだ。
放っておいたらボルトと僕と女の子100人くらいのパーティーができるぞ。
「お前が小難しいジイさんみたいな事ばっかり言うからこのパーティーに入れない|娘《こ》が山ほど出るんだ。
ある意味、お前の代わりなんていくらでもいるってこった。ワーハッハ」
「それはボルトとパーティーの為になるように厳しくチェックしたんじゃないか」
「うるせーぞ、お前のそのワン公と一緒だぜ。うるせーし、くせーんだよ。前からムカついてたんだこのワン公が」
そう言うとコタローの頭を|蹴《け》っ飛ばした。
「ひどい、何をするんだ」
間に割って入るけれど、リョーマの力ではボルトに遠く及ばない。
「この肩に乗せたぷよぷよした奴も目障りなんだ」
バンッ、と使い魔のスライムをはたいた。
「ガルル」
コタローはとても賢い|魔狼《まろう》なんだ。
自分が蹴られても、傷もつかないような蹴りなど衝撃を殺して受け、冷静なままで、やり返したりしようとは思わないからね。