~タイムトラベル~王室からの愛
さず、ただ恨みのこもった黒い瞳でチャールズを睨み続けた。 そう睨まれた本人は背筋に悪寒を走らせたが、まもなく落
」 自分の娘を見つめ続けな
耳も持たず棒を振るう手を止めなかったが、 やがて木の杖で自分たちの
る母親を見て恐怖で震えだしたチャールズは さっきま
ーパ
に叫びながら、 速やかに駆け寄って彼女をしっかりと抱きしめると、 大声で泣き始めた。 そしてまた鼻を鳴らし
ざいません! ただこの役病神を 残しておけば、また一族にとんでもない災厄をもたらすに
が精一杯だったハーパーを見て、 ニーナは思わず涙をこぼし、 「全部 ニーナが悪かった
… 先に遣いの者に知らせてくれたらよか
の悪女め! チュー家の女主人でもあろうものが、たか
く、彼女が フェリシアの食べ物に毒を入れて、殺そうとしたのですよ! それに、たしかに彼女に腹は立て
も、 義母の威厳に怯えたスーにそれをかわす度胸がなく、ただ 「フェリシアも同じ母様の大切な孫娘なのに、なぜハーパーにだけ肩
ら言った。 「おばあちゃん、こ…これは誰かが
だ自分がやってないなどと抜かせるわね!」 と、スーは即座反論した。 メイビスが邸宅を出たときからずっとハーパーを排除する計画を
うほどの猛毒で、 たとえ医者ですら彼女を治すことが不可能でしょう。 現に彼女が生きていられたのは、事前に解毒
ばかし
医術の腕も立っていらっしゃる、きっと皆さんも納得してくれるだろう。 それに、そもそも食物持ってきたのはフェリシアだから
イデン先生を
外者にこのことを知られたら、チュー家
ジェイデン・ジャンを呼びに急いで出ていった。 チャールズがスーの青白い顔と落ち着きのない目を見ると、ハーパーの
しょう。 それにフェリシアの容体もよくなってきたことですし、 ハーパー
こんなに血を流してるのに まだそんなこと言えるとはあんたの目は節穴か! チャールズ!あんたもだ! 同じ娘な
きた自分がもし、 本当に彼女を迫害するようなことをしていたら、彼女はとっくにしんでい
の妹を毒害しようとしたなどあらぬ罪を被らされるのをみすみす見過ごしておけぬ!」 と、メイビスは
リシアなんですよ」
吹かせるなど言語道断! 昔はその腹の子を免じて目をつむってきたが、 それがまさか ハーバーを目の敵にしてそ