替え玉の花嫁
フェニックス再生ー優れた第四目奥さん
甘やかされた女
私の吐息を奪って
恋愛とマフィア
好きなキャラの愛人になった
ジパング 風と海賊たちの唄
测试书籍SF-未完本
测试书籍女频-异世界完本
测试书籍女频-异世界1
この日の朝も僕は、耳元で騒ぎ立てる目覚まし時計に起こされる。
時刻は七時。今日も時間どおりだ。
簡単に朝食を済ませて着替えた僕は、腕時計に目をやる。
朝七時三十分、これも時間どおり。
本当はもう少しゆっくり出ても大学に間に合うのだけど、僕には唯一無二の楽しみがあった。
駅へ向かう途中、小学校の通学路を通りかかる。
すると今日も一列で登校する小学生たちが、後ろから僕に向かって天真爛漫な挨拶をしてくれた。
「おにーさんおはよーございまーす!」
「おはよう」
元気な声での挨拶に、僕も笑顔で振り向いて返事をする。
やっぱり小学生は元気で可愛いなぁ。特に小さい女の子、幼女がいい。
小さな背中に背負った、真っ赤につやめくランドセル。
化粧なんてなくても眩しいくらいに輝く、幼女の笑顔。
十人十色の髪型で、世の汚れを知らない純粋な黒髪。
ハキハキと繰り出される、未発育ながらも健康的な肢体。
まさに幼女は僕にとって最高の癒しであり極上の宝だね。
同じ方向に並列して歩く健気な小学生たちに、僕の顔も自然とニンマリしてしまう。
『あのお兄さん、若いのにいつも子どもたちと挨拶してくれて感心よね~』
『ほんと。彼みたいな若者がたくさんいるといいのに』
周りから耳に届くお母さん方の声、ご評価ありがとうございます。
この健全な関係を築くのに欠かせないモットーが、僕の中にはある。
それはYESロリータNOタッチ。
どんなに可愛くても小学生、特に幼女には触れてはいけない。
それを犯したら最後、優しいお兄さんから不審者もしくは犯罪者に格下げされてしまうからだ。
だから僕は可愛い小学生たちから少し距離を置いて見守る。
それが正しい付き合い方だと思うから。
ともあれYESロリータNOタッチを徹底したおかげで、僕は近所の優しいお兄さんとして小学生たちと接することができている。
たとえ触れ合うことができなくても、このほのぼのとした日常がいつまでも続くといいな。
だけどその平和な時間は突如破られることになってしまう。
交差点の横断歩道を横切ろうとしたときだった、一台の車が猛スピードで突っ込もうとしてきたのだ。
このままだと先頭の女の子が危ない!
そう直感した僕は反射的に先頭の女の子を突き飛ばし、代わりに前へ躍り出る。
その直後、とてつもない衝撃と共に僕の身体は宙を舞った。
ああ、純粋無垢な小学生たちに凄惨なところを見せちゃったな……。
恐怖に震える女の子の姿が目に浮かぶよ。
車相手でもビクともしないくらい大きくて強い身体だったら、こんなことにならなかったのかな……?
刹那、僕の意識はそこで途絶えた。
暑い。まるで夏のようだ。
周囲からは鳥や動物たちのけたたましい声が耳に入ってくる。
あれ、僕って死んだんじゃ……?
真っ暗だった視界が開けると、そこは見たことのない形をした木の葉が生い茂る謎の場所だった。
ここは森なのかな……?
天国ではなさそうだけど。
手足で踏みしめる地面は赤くて少しぬかるんでいる。
あれ、手足で……?
足元に意識を向けると、丸太のように太い手足が目に飛び込む。
これはどう見ても人間の手足じゃない。