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愛しているから
「申し訳ありませんでした!」
ソファから降り、お父さんの前で両手をつく誠君。 私もつられて、誠君の横に並んでお父さんの前で両手をついた。
「待ちなさい、僕は二人を責めているんじゃない。これからどうするのか決める時の覚悟を聞いているんだよ」
「…はい」
「はい」
「二人はもう大人だ。だからどんな人生になったとしても、それを受け入れる覚悟が必要だと言ってるんだよ。どうなったとしてもそれぞれの責任だ、わかるかい?」
「……」
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