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愛しているから
その日のうちに、優子に手紙を書いた。 電話だとうまく話せない気がしたし、書面にすることで、なんとなく宣誓書のようなものになるんじゃないかと思った。 誠君も、同じ便箋に書いた。 同じ封筒に入れる。
「優子、どんな顔するかな?」
と誠君が言う。
「優子は…いつもと…変わらない、と思う」
私が答えた。
高校生の時の優子は、いつも私よりお姉さんだった。 私はいつも優子の妹みたいだなと感じてた。
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