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愛しているから
誠君は、朝早くから夜遅くまで一生懸命働いた。 私は、家事とイラストの仕事を両立させるために奮闘していた。
「家のことなんて俺でもできるから、ヒロは仕事としてじゃなく、好きなイラストだけを描いてていいんだよ」
誠君はそう言ってくれるけど、誠君だけに2人の生活の基盤を背負わせるのは気が引けた。
「少しくらい私も働きたいよ。これからもっとお金も必要になるんだから」
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