玉座についたヒーロー
作者上沼 鏡子
ジャンル冒険
玉座についたヒーロー
約2時間後、ミアはみんなに集まるように命じた。
ロッキーは一人で戻ると、 ミアを見た瞬間、うなずき微笑んだ。 しかし、ミアは彼を無視した。
「本当に予測不能で、気まぐれな女だな」とロッキーは心の中で思った。
「これが学ぶ最後のチャンスになるんだから、ミステリアスドラゴンスキルの9つの等級の秘法を今覚えておくのよ。 二度と教えることはできないんだから。 それにミステリアスドラゴンスキルは少なくとも1日2時間はスキルを磨きなさい。 もちろん、それに費やす時間が長ければ長いほど、より多くのスピリチュアルパワーを得ることができるし、 ミステリアスドラゴンスキルの修練は、ドラゴンスピリチュアルパワーを向上させるのに大いに役立つわ。 特に、ドラゴンスピリチュアルパワーが弱い人は、他の人よりもハードな修練が必要ね。 そうでなければ、1ヶ月後ここから出てもらうことになるわよ」とミアはロッキーを見ながら言った。