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第14章初日出勤
文字数:3003    |    更新日時:08/04/2021

ローラは吐きながら便器の水を流した。 やがて、バスルームはアルコールの匂いでいっぱいになった。

彼女はうがいをし、どうも元気を出せなくて、新鮮な空気を吸うため、バスルームの窓を開けた。

また吐き気を催すでトイレに戻ったが、吐くものがなかった。 歯を磨いた後、入浴する気がないから直接寝た。

ぼんやりと、誰かが自分に水を与えたことに気付き、ローラは深い眠りに落ちた。

ハリーは、彼女が何事もなかったかのような顔で寝ているのを見て、思わず怒った。 しかしながら彼は何もせず、ただローラのスマホを持って書斎に行った。

「構わないさあ。 一瞬逃げることはできるが、永遠に逃げることはできない」とハリーは思った。

書斎で

ハリーはスマホのロックを解除し、アドレス帳に自分の番号を「夫」と登録した。 そしてlineアプリを開けて自分の連絡先を追加し、Twitterもお互いにフォローした。 彼はまた、彼女が持っていた他のSNSをダウンロードし、連絡先を自分の携帯に追加した。

ローラのスマホを元のところに返した後、酔っぱらいと一緒に寝る気がないから、彼は自分の部屋に戻った。

翌朝。

ローラは10時になってやっと 目が覚めた。 ひどい頭痛で、彼女は顔を洗い、口をすすぎ、階段を降りて何か食べるものを探すつもりだ。

1階にデュの他に、 もう2人の女性がいた。中年のおばさんと30代の女性だった。

新入りに仕事を割り当てているデュがローラを見て、 すぐ迎えに行った。

「奥様、こちらはさっき仲介会社から来た家政婦の劉さんと張さんです。今後はこの家で働きますわ。 上の階の家事は劉さんが担当し、 下の階は張さんが担当します。 劉さん、張さん、 こちらは奥様ですわ」

「おはようございます。奥様!」 二人とも、専門の仲介会社で訓練された最も優秀な家政婦だった。 ローラを見てすぐ 丁寧に挨拶した。

「おはよう。 ワタシより年上だから 名前でいいわ」

「はい、ローラさん」 奥様は愛想がいい人らしく、二人はひそかにホッとした。

デュは 彼女たちに働き始めるように指示したあと、台所に行ってローラにスープを出した。

「昨夜はお酒をお飲みになりましたか? アルコールはお体に悪いから、 今後は控えめに したほうがいいですわ」 元気のないローラを見て、デュがつい口うるさくなった。 幸いなことに、親切で気さくなローラは小言を言われても怒らない。

「はい。 ありがとう、 デュさん」 スープを飲み終え、

食べ物で空腹を満たした後、ローラはいつもの元気を取り戻した。 「彼は仕事に行ったの?」

デュは ローラが誰を指しているのかよく分かっていた。 「はい、若旦那様は今朝早く会社に行かれました。 それから、奥様がお出かけされたい時は、あらかじめ伝えるようにと、若旦那様が仰せつかっております」

......

ローラは言葉を失った。 まぁ、それはお安い御用だけど。 よく考えてみると、昨夜はハリーが突然現れなかったら、おそらく大変な騒ぎになったのだろう。

2階の部屋に戻り、スマホを取り出し、lineとTwitterを開けて見ると、それぞれ99件と999件以上の新しいメッセージを表示していた。 上位に表示されたていたコメントをちらっと読んだが、昔の友たちの何人かが、仲良しなふりをしていただけだった。 他にもいろいろなコメントを受け取った。そのダイヤモンドの指輪に驚いた人はたくさんいたが、彼女の結婚を心から祝った人はほんのわずかだった。

lineの方も同じだった。 サラのわざとらしい気遣いは彼女をうんざりさせた。 ローラはウェンディとゾーイだけに返事をした。 それから、ウェンディのバイト先へ行ってみたいと、彼女にメッセージを送った。

アプリを閉じる前に、友だちリストで「シー」という新しく登録された名前に気付いた。

ハリー・シー? ローラはこの人のタイムラインをチェックしたが、ビジネス上のSL 国際グループに関連するプロモーション情報だけだった。 間違いなくあの人だ。 二人は連絡先を交換した覚えがなかったのに、 いつこの人を追加したの?

とにかく、ローラは何文字のメッセージを送った後着替えに行った。

「報告、私は友達に会いに行くつもりだ」

彼女は涼しい服を選んだ。 そしてハリーからの新しいメッセージが届いた。

「何を? 誰に?」

「仕事を探す。 ウェンディに」

「仕事を探す必要などない」

「嫌だ。行く。 じゃね」 スマホをカバンに入れ、返事をしないことにした。

高級車で仕事を探すことを放棄した。 彼女は長い間歩き、 日射病にかかる寸前タクシーに乗った。

華冠モールで

ここは昔皇冠モールと呼ばれ、厲家が所有していたモールだった。 ヤコブ・チーが就任した後、正式に華冠モールと改名された。 ローラは複雑な気持ちでモールを見つめ、絶対いつかリー家のすべてを取り戻すと決心した。 そのために、あの男の力を借りても構わない。

ウェンディは羽傾女装ファッション部でショッピングガイドとして働いている。 ローラが着く前に、彼女はすでに上司に事情を説明した。

女性店長はローラと会った。仕事の経験はまだないが、見た目も性格もいい彼女を雇うことにした。

「ローラは大学で映画とテレビを専攻したよね。 どうしてここに来て働くの?」 ウェンディは実に困惑していた。

ローラは微笑んで答えなかった。 彼女は恥ずかしすぎて事実を語ることができなかった。 それはすべてサラのせいだった。 大学で映画やテレビに関する実習がたくさんあったが、それらを全てサラに不正な手段で奪われた。

故に大半のクラスメートは卒業する前に多くのCMや映画に出演し、有名になったが、彼女はまだ何の経験もなかった。 芸能事務所に応募するのも気恥ずかしい。 転職のチャンスを待つしかなかった。

夕方、ローラはベッドに横になり、もしハリーが部屋に入ったら追い出すかどうかのを2時間考えた。

しかし、彼はその夜戻って来なかった。 翌朝、デュから話を聞いた。 ハリーは会社を引き継いたばかりでまだ忙しく、ここ数日間は家に帰らないとのことだった。 数日で彼と向き合う必要がなくなったため、ローラはこっそりと安堵のため息をついた。

今日は彼女が仕事に行く初日だ。 目立たないように、わざわざ女性用バイクを購入した。

ローラはが働いている店は、羽傾と呼ばれている国内の高級アパレルブランドだ。 彼女はこのブランドの服を2回購入したことがあった。 しかし、どの会社に属するのかは知らない。

ウェンディはローラに仕事の内容を紹介した後、店の掃除を始めた。

彼女はウェンディがしたようにすべてのハンガーを拭いた。ようやく終わったと思いながら息を切らした。

「ローラ、大丈夫?」 額に汗をかいたローラを心配そうに見ていてそのような重い肉体労働に慣れられないのではないかとウェンディは思った。

「大丈夫、 やれる。 ちょっと暑いだけ」 そして働き続けた。 モールはまだオープン時間になっていないので、エアコンは作動していない。

「オーケー。 じゃ、私はそっちに行くよ」 一人ずつ明確な担当区域がある。

営業時間になったとき、集客方法を知らなかったローラが、少しそわそわとした。

幸いなことに、ウェンディは管理者の言い付けによってそれに関する知識を教えてくれた。

このブランドの服を買う人はみんな金持ちだ。 世の中に金持ちが多いかもしれないが、または少ないかもしれない。 まさか仕事をする初日に予想しなかった人物、彼女の最大の敵であるリリアン・イェーと出くわした。

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